ソノ仕事×コノ絶景

<博物館館長>伊豆アンモナイト博物館(伊東市)(2018/12/3 11:00)
伊東市の大室山の麓にある小さな私設博物館「伊豆アンモナイト博物館」。館長の吉池高行さん(60)は、ハンマーとたがねを使い、黙々と10センチ大の石を削っていた。「時間がたつのも忘れてしまう」。作業を眺めていると、30分ほどで石からアンモナイト…
<鷹匠>鷹匠(浜松市北区) (2018/11/19 11:00)
左手に乗せたタカの羽を整え、なでる。鷹匠[たかじょう]の田中実さん(42)=浜松市北区=の手から空へ放たれたタカは枝に止まり、田中さんが腕を差し出すと悠々と舞い戻った。餌をやり、“相棒”を見る目に信頼がにじんだ。タカ…
<モビール作家>橋本忍さんのアトリエ(森町)(2018/11/5 11:00)
木漏れ日がさす古民家の庭先。金色に光る大小の輪が宙をたゆたう。モビール作家の橋本忍さん(38)が薄さ1ミリほどの金属のモチーフに手を伸ばし、出来栄えを確認する。かすかな風の動きに反応し、繊細に揺れる作品の名前は「波紋」。水面[みなも]に落ち…
<超低温冷蔵庫作業員>焼津漁業協同組合(焼津市)(2018/10/29 11:00)
厚い扉が開くと、目に見えるような冷気がフォークリフトを包んだ。わずかに進むだけで、操縦席を囲うキャビンに霜が付き始める。焼津漁業協同組合が焼津港の一角に設ける「超低温冷蔵庫」。作業員の望月雄二さん(40)が、四方に積まれたコンテナを見上げた…
<洋服の修繕士>3(san)洋装店(静岡市葵区)(2018/10/15 11:00)
「父親のタキシードを今風の形にして結婚式で着たい」「亡くなった父親のスーツを女性用に仕立て直したい」―。洋服の修繕を請け負う静岡市葵区の「3(san)[さん]洋装店」に持ち込まれる洋服は、どれも思い出が詰まったものばかり。店主の三枝学さん(…
<菓子職人>竹翁堂(静岡市清水区)(2018/10/1 11:00)
淡い桃色が透けて見える白あんの生地を、静岡市清水区の和菓子店、竹翁堂の植手元昭さん(47)が薄く円形に伸ばす。黄身あんを中央に置き素早く丸く整え、表面に細い線を付ける。木のへらを持ち、菓子に押し付ける動きを繰り返すと、手のひらに菊の花が一輪…
<イラストレーター>尾崎ひさのさんのアトリエ(湖西市)(2018/9/17 11:00)
作業台に広げた制作中ののれんに向かい、イラストレーターの「コジーサ」こと尾崎ひさのさん(51)=湖西市=が筆を動かす。パソコンで描いたカラフルな下絵を基に丁寧に色付けしているのはマグロの絵。鮮やかな青で彩色すると、まさに水を得たように存在感…
<ゆがけ師>萩原ゆがけ工房(焼津市)(2018/9/3 11:00)
和弓を引くのに欠かせない道具の一つ「ゆがけ(弓懸け)」。シカ皮製の手袋で、右手に付けて手を保護する。ゆがけを製作する「ゆがけ師」の萩原貢さん(48)と父の厚さん(77)=焼津市=はほぼ全ての工程を手作りで仕上げる、全国で10人もいない職人だ…
<手延べ麺職人>いなさの郷(浜松市北区)(2018/8/20 11:06)
奥浜名湖の豊かな自然に恵まれた浜松市北区引佐町にある平屋造りの製麺所。8月上旬、つるんとしたのど越しに涼を求め、お盆直前まで注文が入る作業場は、白糸のカーテンで埋め尽くされた。幾重にも垂れ下がる美しい麺は「遠州手延べそうめん」。両手で2本の…
<ピアノ調律師>Gala工房(森町)(2018/8/6 11:00)
引き出した鍵盤の先に、淡い木目のハンマーが艶めいて跳ねる。先端のフェルトには、鋼の弦をたたき続けて摩耗した跡。Gala工房の調律師、福田泰博さん(78)=森町=が小さな針を刺し、丁寧にほぐす作業を繰り返した。一音一音の硬さが整い、ピアノが在…

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