JR、沼津貨物駅の富士への移転否定(1/19 07:56)

 小林正明JR貨物社長は18日の定例会見で、JR沼津駅周辺の鉄道高架化事業に伴う沼津貨物駅の移転問題に関連し、川勝平太知事が昨年末に富士市内への移転検討を示唆したことについて「今(の貨物駅)のまま営業を続けるか、これまで検討されてきた(沼津市)原地区に移転するかで、それ以外はあり得ない」と述べ、富士市内への移転の可能性を強く否定した。
 小林社長は昨年12月に川勝知事の訪問を受けたことは認めた上で「富士市うんぬんということを含め、知事から具体性のある提案はいただいていない」と述べた。さらに、貨物駅の物理的な空間確保に加え、JR東海を含めたダイヤ構成など東海道線全体の安定的な輸送確保の重要性を指摘。「全体的なネットワークの問題がある。駅を点や局所的に考えるべきではないということを知事もご理解いただいていると思う」との認識を示した。
 一方、東日本大震災に伴う被災がれきの処理を東京都が先行して受け入れ、同社が昨年11月から12月に岩手県宮古市から都内への輸送を実施したことに関し、「がれき撤去なくして復興はない。密封型コンテナ活用を積極的にアピールしたい」と今後に向けても意欲を示した。本県については、輸送方法の説明は行ったが、現状では具体的な話には至っていないという。

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