こち女ニュース

トンガの子ども救いたい 静岡出身・今村さん、感染症対策に奮闘

(2019/3/16 11:00)
修復したトイレのお披露目の日、洗面台から水が出て歓声を上げる子どもたち=2017年5月、ババウ島の小学校(VFCP提供)
修復したトイレのお披露目の日、洗面台から水が出て歓声を上げる子どもたち=2017年5月、ババウ島の小学校(VFCP提供)

 ミクロネシアの島国・トンガで感染症による死亡率が高い子どもたちを救おうと、静岡市出身の今村和美さん(41)=東京都渋谷区在住=と同国在住のルイ・タカコさん(40)らが、現地の環境改善に奮闘している。2人の関係は“ママ友”で、ルイさんはNPO法人「VFCP」(川崎市、安川貴代表)の設立者、今村さんは同法人の理事。小学校のトイレ改修や雨水タンクの設置に汗を流すルイさんを、今村さんが日本から支えている。
 2人の出会いは2009年。都内の同じ産院で、同じ日に出産したのが縁だった。ルイさんの両親も本県出身者と知り、さらに意気投合。その後、岩手県釜石市で暮らしたルイさんは東日本大震災に被災し、16年に元夫の故郷の同国に移住した。
 だが、美しい海に囲まれた島国は衛生面で大きな問題を抱えていた。ルイさんの長女が転入した小学校はトイレが壊れたまま。雨水をためて手洗いや飲用に使うタンクも、数十年前に外国の支援で建てられた後は修繕されていなかった。周囲でも感染症で子どもが亡くなるケースが相次ぎ、ルイさんは「突然の嘔吐(おうと)や高熱で、金曜日に会った子が、月曜日にはもういない。ショックだった」と打ち明ける。
 度重なる悲劇にルイさんは17年、プロジェクトを立ち上げ、会員制交流サイト(SNS)を介して日本の友人たちに支援を呼び掛けた。震災時に避難生活をともにした釜石市の仲間のおかげで約100万円の浄財が集まり、保護者や教諭らと協力してトイレを修繕したほか、雨水タンクも新設した。
 同様に協力を求められた今村さんもルイさんに賛同し、日本でできることを懸命に探した。募金活動のPRに、国際機構などからの支援に関する情報収集…。やがて、VFCPがNPO法人化すると自身も理事に就任し、ルイさんを側面から支える役割に徹するようになった。
 VFCPは他校での大型雨水タンクの設置など実績を重ね、最近は現地住民とともに、ルイさんが暮らすババウ島内にある全校の状況調査も進めている。「被災直後の釜石と同じ。子どもを救いたい」とルイさん。今村さんはゆかりの本県で支援の輪を広げる活動を計画する。約8千キロ離れた日本とトンガの地で、2人のママ友が思いを共有している。

このほかの記事

Pick up イチオシ情報

富士市青島町

ピッツェリア バレ

500度の薪窯で焼き上げる、ナポリピッツァを召し上がれ。

静岡市駿河区用宗

広東料理 棗(なつめ)

安心安全な素材を使用した本格的な広東料理をお楽しみください。

静岡市葵区常磐町

Pho Cafe an com(フォーカフェ アンコム)

黒ゴマや柚子などが楽しめるフォー専門店。単品料理が各種揃う夜は、サイゴンビールで乾杯もおすすめ。

静岡市清水区北脇

ダイニングカフェ バオバブ

アットホームなカフェで食べるエスニック料理。

静岡市駿河区南町

静岡科学館る・く・る サイエンスショー【3月】

2019年3月21日(木・祝)・23日(土)・24日(日)

静岡市葵区呉服町

おまちがスタジオ!!SBS春まつり「まちスタ」

2019年3月23日(土)、24日(日)

島田市川根町家山

かわね桜まつり

2019年3月23日(土)~4月7日(日) 見頃/2019年3月下旬~4月上旬 ※天候等により見頃が変わる場合があります

浜松市天竜区

お花見川下り

2019年3月21日(金)~24日(日)

NEWS PAPER

見開き特集面 3月15日号

SNS

Facebook

twitter

LINE

こどもみらいプロジェクト「おやこアットエス」