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付箋に再利用可の「日めくり」 静岡・萩原さんが絵柄担当

(2018/9/27 11:00)
絵柄を担当した日めくり付箋カレンダーを手にする萩原まおさん=9月中旬、静岡市葵区
絵柄を担当した日めくり付箋カレンダーを手にする萩原まおさん=9月中旬、静岡市葵区

 静岡市葵区在住のイラストレーター萩原まおさん(37)が絵柄を担当した日めくりカレンダーが10月1日、国内外で発売される。今年の優れた文具に贈られる「第27回日本文具大賞」の優秀賞受賞作だ。猫と文房具の2種類。365日全て絵柄が変わり、付箋加工により再利用できる。自らも猫を飼い、文房具好きな「文房具女子」でもある萩原さん。細部に光を当てた絵柄が人々の心をくすぐる。
 発売するのは、紙卸売業「ケープランニング」(埼玉県)が開発した卓上型の日めくり付箋カレンダー「himekuri(ひめくり)」。通常の日めくりは、毎日はがして捨てられるケースが多いが、付箋加工してあるためノートや手帳などに貼って再利用できる。その機能性が高評価を受け、同大賞機能部門上位5点の優秀賞に選ばれた。
 「大量だけど、描けますか」。萩原さんは同社から昨夏、そう打診され、快諾した。猫と文房具の2種類365日分で計730点。七夕やクリスマスなど季節感を採り入れながら1週間ごとテーマを設定し、描き分けた。
 猫好きとしてこだわった細部は例えば猫が破いた障子やたんすに残った爪痕。「猫を身近に感じてもらえる風景」に力を注いだ。文房具はボールペンの替え芯など地味な存在にも光を当て、文房具の面白さを感じてもらうよう工夫した。
 絵は墨絵を趣味とした亡き祖父の影響で、幼稚園の頃から好きだったという。静岡大を卒業後、静岡市内の保育用品メーカーに就職して幼児向けにイラストを描くと、「かわいいね」と子どもから喜ばれたことが、イラストレーターを本格的に目指す契機に。転職を経て昨年、独立した。
 文房具女子としてブログを書き始めたのは6年前。良いボールペンを購入し、周囲にその良さを語っても「ボールペンなんて書ければよし」との反応にがくぜんとし、素晴らしさを共有してくれる仲間を欲していた。ケープランニング社との縁もこのブログからだ。
 国内は東急ハンズやロフト、TSUTAYA(ツタヤ)など、海外は米国、台湾、中国で発売決定。台湾は、代表的な大型書店チェーン「誠品書店」が名乗りを上げたという。
 萩原さんは「世界の人々に見てもらえる仕事をしたいという夢がかなってうれしい」と話す。今後も静岡市で暮らしながら国内外を“旅”して活動する。

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