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ジオの恵み、海藻で表現 伊豆「ジオリア」新展示へ

(2018/6/23 11:00)
色鮮やかな海藻パネルを手に、伊豆半島ジオパーク推進協議会の職員と展示方法を話し合う野田三千代会長(右)=伊豆市の「ジオリア」
色鮮やかな海藻パネルを手に、伊豆半島ジオパーク推進協議会の職員と展示方法を話し合う野田三千代会長(右)=伊豆市の「ジオリア」

 伊豆市修善寺の伊豆半島ジオパークミュージアム「ジオリア」に今夏、地殻変動や火山噴火がもたらした伊豆の海の恵みを紹介するため、常設展示に海藻コーナーが新たに加わる。監修する海藻おしば協会の野田三千代会長=同市=は「展示を見て、伊豆半島の海を誇りに思う人が増えればうれしい」と願う。
 「カラフルな海藻パネルは来場者の目を引きそう」「特産のテングサを詳しく紹介してはどうか」。5月下旬、ジオリアを訪れた野田会長は、施設を管理する伊豆半島ジオパーク推進協議会専任研究員の鈴木雄介さんらと打ち合わせを行い、位置や展示方法について意見交換した。
 伊豆半島は変化に富んだ海岸線の地形が特徴。この地形が生物の多様性につながり、伊豆半島近くの海は「海藻の宝庫」と呼ばれ、全国有数の藻場として知られる。生育する海藻は約400種類とも言われている。世界認定を機にジオリアは、伊豆の豊富な海藻の展示の充実を企画。素材提供や展示物の作成を依頼された野田会長は、二つ返事で引き受けた。
 海藻おしばは、浜辺に打ち上げられた海藻を採集し、塩抜き、整形、乾燥などの作業を行い、押し花のようにアートとして楽しむ。ジオリアでは海藻おしば15種類のパネルを展示するほか、ノリやワカメ、テングサなど、食卓で親しまれる海藻の標本や加工品も紹介していくという。
 野田会長は筑波大下田臨海実験センター(下田市)の研究補助の仕事で海藻の標本に出合い、色彩や造形の美しさに引かれた。学生時代にデザインを専攻した経験を生かし、海藻おしばの普及を30年以上続ける。全国で毎年約3500人を対象に教室を開くなどして、海藻おしばを通じて海水の浄化など海藻の役割も伝える。野田会長は「展示をきっかけに、海の環境保全への意識が高まれば」と期待を寄せる。

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