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妊活クライシス、経験を本に 静岡出身の女優加藤貴子さん

(2018/5/16 16:45)
本を手に「自分の経験が役に立てばうれしい」と話す女優の加藤貴子さん。妊活中は夫婦関係の再構築ができたと振り返る=静岡市駿河区登呂の静岡新聞社制作センター
本を手に「自分の経験が役に立てばうれしい」と話す女優の加藤貴子さん。妊活中は夫婦関係の再構築ができたと振り返る=静岡市駿河区登呂の静岡新聞社制作センター

 不妊治療を経て、40代で2度、出産した女優加藤貴子さん(47)=静岡市清水区出身=が「大人の授かりBOOK 焦りをひと呼吸に変えるがんばりすぎないコツ」を出版した。思い通りに進むとは限らない妊活中は夫婦関係が悪化する「妊活クライシス」に陥ることもある。加藤さんが実践した心を軽くする生活習慣などをつづった。
 42歳で不妊治療を始めた加藤さんは、男性不妊や流産などを経て44歳で第1子、46歳で第2子を産んだ。「私たちも治療を始めてすぐに『妊活クライシス』に陥りました」と明かす。最初の壁は夫婦の「本気度のずれ」だった。
 年齢を考慮し、体外受精など高度な治療方針でスタートした不妊治療。常にあうんの呼吸で進むと思いきや、子どもを望む気持ちに温度差があった。行き場のない焦りと不安から、ある時加藤さんの不満が爆発。「その時初めて夫に本気度が伝わった」
 通院、服薬、検査に採卵、移植手術など、妊活の実態は妻への負担が大きい。そんな時、夫に求めたのは「心の揺れに対する寄り添い」だった。「一番寄り添ってほしい人に分かってもらえない寂しさは、やがてあきらめや絶望になる。これが妊活クライシスだと思う」

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