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日本茶文化、イタリアで伝える 焼津出身・村田さんが販売店

(2018/3/20 11:00)
イタリアで経営する「ティー・イン・イタリー」(村田多恵子さん提供)
イタリアで経営する「ティー・イン・イタリー」(村田多恵子さん提供)

 焼津市出身でイタリア在住の村田多恵子さん(36)が、世界のお茶販売店を開いて5年目に入った。「日本好き」のイタリア人増加の後押しも受け、静岡県を含め同国に輸入している日本茶がじわり人気を得ている。「おいしいお茶が恋しい」。始まりは異国の地で県民としてのアイデンティティーに気付いたことだった。
 「モルトボーノ(本当においしいよ)」。村田さんがミラノ郊外に2013年に開業した「ティー・イン・イタリー」の飲食コーナーで客に日本茶の感想を尋ねると、こう喜んでくれるという。売れ筋は果物などの香りをつけたフレーバーティー。しかし、最近は日本茶そのものを楽しむ熱烈ファンが現れ、玉露の人気が出ている。結婚式の引き菓子に、同国伝統の「コンフェッティー」でなく、日本茶を選ぶ人もいる。
 本県と京都、鹿児島からの日本茶輸入量は現在、開店当初の約10倍の年間500キロまで増えた。当初は欧州の茶取引の中心地、ドイツやフランスから仕入れたが、新鮮さに欠けることに気付いた。開業を志したのも、07年に夫と結婚してイタリアに定住後、「日本で暮らしていた時のようにおいしい日本茶を飲みたい時に飲むことができない」から。日本人として日本茶を販売するからには本物を、と輸入を始めたことが奏功しているとみる。
 販売時の工夫も欠かさない。マグ1杯分に必要な茶葉の量、湯の適温、抽出時間など日本茶の入れ方をラベルに貼って提供する。夫から、「イタリア人として最も知りたいのは日本茶の文化」と指摘されたことが契機だ。
 村田さんは「育ててくれた静岡のために貢献できるよう、文化としての日本茶を伝えたい。ビジネスチャンスはまだまだある。静岡の若い人たちも挑戦してほしい」と話す。

 ■日本茶輸出組合が先鞭
 イタリアで日本茶普及に先鞭(せんべん)をつけたのは日本茶輸出組合(静岡市)。約20年前から毎年、茶が属するツバキ科の博覧会に出展するなどして日本茶を紹介し、「イタリア茶文化協会」設立などにもつなげた。
 イタリア語の通訳案内士資格も持つ日本茶インストラクター石井由香さん(43)=富士市=によると、現在、現地では和食や、漫画などサブカルチャーが人気を集め、日本茶も「日本人の生活に出てくる飲み物」と受け入れられている。和食は特に食をテーマとした2015年のミラノ万博で、本県も出展した「日本館」が注目を集めた。
 同国からの訪日旅行者も増えている。日本政府観光局によると、17年は、過去最高の前年を約6500人上回る12万5800人を記録。石井さんは「万博や日本旅行を通じて本物の日本茶を知り、おいしいと感じる人が増えているのではないか」と話す。

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