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マタニティー制服、軽量警棒… 静岡県警、女性警官の装備改善

(2017/8/8 11:00)
マタニティー制服を着用して業務に当たる鳥居記代子さん=6月上旬、静岡中央署
マタニティー制服を着用して業務に当たる鳥居記代子さん=6月上旬、静岡中央署
捜査車両に乗り込む大川あす香班長(右)=7月28日、静岡市清水区
捜査車両に乗り込む大川あす香班長(右)=7月28日、静岡市清水区

 静岡県警が女性警察官向けに装備品を相次ぎ改良している。妊娠中に着用するマタニティー制服を拡充したほか、警棒を軽量化して扱いやすくした。現場で活躍する女性警察官が増える中、働きやすい環境づくりを進めている。
 「おなか回りがゆったりしていて楽に動けます」。5月からマタニティー制服を着用する静岡中央署地域課の鳥居記代子さん(40)は満足げに話す。
 無線を使い県警本部や交番と事件などのやりとりをするのが主な仕事。立ったり座ったりすることが多いが、腹部を圧迫しないように腰回り部分の素材がゴムになっていて無理なく働けるという。すっきりしたデザインも好みだ。
 県警は1999年、ジャンパースカート型のマタニティー制服を全国の警察でいち早く導入。その後も女性警察官の拡大に伴い制服の数を増やしてきた。現場の女性警察官の要望を受けてズボン型を約40着用意し、昨年から貸し出しを始めた。県警警務課によると、育児休業取得者は毎年80人ほどで、着用する場面が増えそうだ。
 今年5月からは軽量化した警棒の貸与も始めた。通常の警棒(480グラム)より約100グラム軽い。男女の体力差を考慮し、強度を保ったまま女性警察官でも扱いやすくした。女性用の当直室を備えた交番を増やすなど警察施設の整備にも取り組む。
 県警で働く女性警察官は500人余りで、全体の1割近く。性犯罪やドメスティックバイオレンス(DV)の捜査、被害者支援など果たす役割は今後も大きくなるとみられる。県警警務課は「出産や子育ての経験は仕事をする上で強みになる。ハード、ソフト両面でやる気のある職員を後押ししていきたい」としている。

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