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夏休み短縮、ママ賛否 吉田町の小中校教育改革

(2017/7/15 17:51)
エアコンが備わった教室で授業を受ける吉田町立住吉小児童。同町では夏休みの大幅短縮の方針が示されている=7月上旬
エアコンが備わった教室で授業を受ける吉田町立住吉小児童。同町では夏休みの大幅短縮の方針が示されている=7月上旬

 吉田町教育委員会がこのほど示した公立小中学校の夏休みの大幅短縮を目指す教育改革に、小中学生を育てる静岡県内の女性たちも関心を寄せている。改革の狙いである教員の多忙化解消は全国共通の課題。夏休み短縮の動きが広がれば親の働き方に影響が及ぶ可能性もあり、「子どもにかかる時間が減り、働きやすくなる」「親子で過ごす時間が減る」など、賛否両論が上がっている。
 共働き家庭では、子どもが夏休みでも親が休めるとは限らない。高校生から小学生まで3人を育てる藤枝市のパート(43)は「子どもの昼食を作らなくて済むので、働きやすくなる。どうせ家でテレビを見て過ごすなら、学校に行ってくれた方が助かる」と言い切る。小中学生3人を持つ清水町のパート女性(34)も「夏休みも子どもは部活動などで学校に行くので、短縮されても生活はそんなに変わらないのでは。学習環境が整ったり、教員の多忙化が軽減されるなら反対しない」と話す。
 共働きでも、夏休み短縮を支持する家庭ばかりでもない。中学生から保育園児まで4人を育てる沼津市の会社員(38)は「平日しか休めない仕事なので、夏休みが長い方が子どもと過ごすことができる」とし、小学4年生を持つ浜松市のパート女性(39)も「親は楽になるが、子どもは夏休みを楽しみにしている」と短縮に反対する。小学生2人が放課後児童クラブの夏のイベントを楽しみにしているという富士市のパート女性(32)は「クラブでは弁当が注文できるので、親の負担感は給食がある日と変わらない」と現状維持を望む。
 専業主婦の間でも意見は割れている。小学生2人を持つ清水町の専業主婦(39)は「夏休みは子どもとたっぷり遊びたい。期間が短くなったら私も寂しい」と、率直な思いを明かす。一方、小学1年生を育てる富士市の女性(38)は「今の子どもは宿題が多い。週休2日制になり、普段のゆとりが失われているのではないか。授業日数を増やし、ゆとりを持って教えてもらえる方が良い」と、夏休み短縮に賛成する。高校生と小学6年生の子どもを持つ静岡市の女性(48)は「英語やITなど教えることが増え、先生が忙しいのは分かる。吉田町の改革がどうなるか楽しみ」と成果に注目している。

 <メモ>吉田町教委の教育改革 町立小中学校の教員の多忙化を解消し、授業の準備時間などを確保することで質の高い教育を提供するのが狙い。夏休みを中心に長期休業を大幅に減らして授業日数を増やし、1日当たりの授業時間数を減らすのが特徴。2017年度の夏休みは24日だが、18年度は16日程度に短縮する方向で検討を始めた。核家族化やひとり親、働く女性の増加といった家庭環境の変化を踏まえ、保護者が働きやすい環境も整えたいとしている。

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