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福祉バザー献品低調 フリマなど活用拡大

(2014/11/20 14:17)
県ボランティア協会はバザーのために保管室を設けたが、提供品はわずか=19日午後5時ごろ、静岡市葵区
県ボランティア協会はバザーのために保管室を設けたが、提供品はわずか=19日午後5時ごろ、静岡市葵区

 家庭に眠る品々を集めて売るバザーが低調だ。主催団体の呼び掛けに反応が鈍いケースが県内で目立つ。「無駄をなくす」という節約意識の高まりとともに、歳暮などを控える家庭も多く、出品対象になる余剰品自体が減っているようだ。対照的に、出品者が売りたい物を売れ、収入にも結び付くフリーマーケットやネットオークションは、好調が続いている。

◇資金確保が難しく
 県ボランティア協会は29日、静岡市葵区で30回目となるバザーを開く。協力団体などに2500枚のチラシを配ったものの、品の集まりは悪く、募集締め切りを延長した。ここ数年、収益は落ち込み、開始当初の2割程度。今回の見通しも暗く、協会は「この品数では開始から1時間もたない」と話す。
 「東日本大震災や不況でお歳暮やお中元を控えた時期の影響を受けているのかもしれない」と小野田全宏常務理事。「結婚式の引き出物もパンフレットで必要な物を選べるようになった。無駄を減らすのは本来良い事なのだろうが、品不足で大切な活動資金が見込めないのはつらい」と苦渋の表情だ。

◇中古も未使用品も
 収益が主催団体に入るバザーと異なり、主に中古品を扱うフリーマーケットやネットオークションの売り上げは出品者のもの。「小遣い稼ぎ」に利用する人も多くなっている。
 出品代行を手がけるオークション代行王浜松中央店(浜松市中区)では、5年前のオープンから年々依頼が増えている。取扱品のうち新品は2割ほど。歯科医院で買った歯ブラシセットなど、バザー向きの品もある。利用者増加についてオーナーの加茂洋平さんは「ネットの方が価値が分かる人に届きやすい。物への思い入れと、節約志向の表れ」とみる。
 県中、東部でフリーマーケットを手がけてきたNPO法人静岡リサイクル協会(静岡市清水区)は、始めた当初(1997年)は月1回の開催だったが、今では毎週となり、複数会場で行うこともある。「衣替えや子どもの入学シーズンなど、片付けの延長で出店しているのでは」と同協会。出店者はリピーターが多く、年間の売り上げで旅行に行く家族もいるという。

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