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韮山反射炉、れんが差し替え 4~5年後実施方針

(2016/12/15 08:52)
反射炉本体の修復方法の方針を決めた「韮山反射炉整備部会」=14日午後、東京都内
反射炉本体の修復方法の方針を決めた「韮山反射炉整備部会」=14日午後、東京都内

 世界遺産韮山反射炉の保全・修復方法を検討する有識者会議「伊豆の国市史跡等整備調査委員会韮山反射炉整備部会」が14日、東京都内で開かれた。反射炉本体の修復に関し、短期的な対応として劣化したれんがを新しいれんがに差し替える方法を採用すると決めた。伊豆の国市は26日に開催する地元の意思決定組織「韮山地区管理保全協議会」で報告し、了承を得る。
 部会は非公開で行われ、終了後に中山俊介部会長が取材に応じた。れんがの差し替えについては、今後の調査で対象とするれんがを決め、4~5年後に実施する見通しを示した。れんがの差し替えに加えて、大地震での崩落を防ぐために反射炉内部に対策を施すことも決めた。
 また、れんがにしっくいを塗る保全対策を将来的に実施するため、試験れんがで実験を行うことも明らかにした。しっくいがれんがに与える影響を数年かけて調べる方針で、試験れんがは早ければ2017年度中の反射炉敷地内への設置を目指す。
 15年7月に世界遺産登録された韮山反射炉は、17年12月までに「明治日本の産業革命遺産」の他の構成資産とともに、ユネスコ世界遺産センターに「保全状況報告書」を提出する。同報告書には各構成資産の修復・整備活用計画を盛り込むため、市は保存科学や建築、幕末軍事史などの専門家6人で構成する同部会に修復方法の意見を求めていた。
 韮山反射炉の大規模修理は1957年度と、85~88年度の2回行われていて、いずれもれんがの差し替えを採用している。差し替えにより、築造当時のれんがは全体の8割ほどになっている。

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