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富士山の神秘読み解く 世界の研究者が講演 富士宮

(2018/3/3 08:16)
富士山と自然、人間との関わりなどを考えたシンポジウム=2日午前、富士宮市民文化会館
富士山と自然、人間との関わりなどを考えたシンポジウム=2日午前、富士宮市民文化会館

 静岡県富士山世界遺産センターとふじのくに地球環境史ミュージアムの合同国際シンポジウム「富士山学を拓(ひら)く」(県主催)の専門セッションが2日、富士宮市民文化会館で開かれた。世界各国の研究者が富士山を軸に人間と自然、社会環境の関わりを総合的に読み解いた。
 「移動と人類世-移住、巡礼、遺産」「東西文化交渉のなかの富士山イメージ」「富士山周辺域の環境、過去・現在・未来」の三つのテーマに基づき、講演とパネル討論を行った。同センターのマーク・ハドソン教授は自然と文化を取り上げ、海外にも見られる富士山をモチーフにした芸術作品を「適切な自然を表すメタファー」と言い表した。
 ローハンプトン大(英国)のジョン・イード教授は、第2次世界大戦後の巡礼とツーリズムの拡大を議題に話した。聖母出現の地ルルド(フランス)やイスラム教最大の聖地メッカなどを例に、環境の変化と持続性に言及した。
 富士山かぐや姫ミュージアム(富士市)の井上卓哉学芸員は、富士登山のルートや道中の宗教施設を描いた登山絵図と、感想などが書かれた登山記を解説。「各登山道の資料の比較で、それぞれの独自性や共通する習俗・信仰観を探ることができる」と説いた。
 公開シンポジウムは4日午前10時~午後5時、富士市のロゼシアターで開かれる。火山としての富士山や世界遺産条約などをテーマに専門家らが講演する。

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