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外国人登山者にごみ袋を配布へ 静岡県、富士山集中期

(2018/2/19 07:33)

 富士山からごみを持ち帰る重要性が外国人登山者に十分伝わっていないとして、県は2018年度の夏山シーズン、外国人を中心にマナー向上を働き掛ける取り組みの強化に乗り出す。利用者が集中する週末とお盆休み、県内3登山道(富士宮、須走、御殿場口)の5合目に係員を配置し、専用のごみ袋を手渡してごみ減量を呼び掛ける。18年度当初予算案に関連事業費390万円を盛り込んだ。
 県自然保護課などによると、17年のシーズンは外国人とみられる登山者のグループが宿泊した山小屋や通過した登山道に、大量のごみが残されているケースが散見された。県は富士山を訪れる外国人に6カ国語のマナーガイドを配布するなど啓発に努めているが、周知が十分とはいえない状況だ。富士山の周辺市町や山小屋によると、例年、ごみが目立つのは利用者が集中するお盆の時期という。
 県は3登山道の登り口で外国人を中心にビニール製のごみ袋を直接手渡し、マナーの徹底を促す。ごみ袋には「ごみは必ず持ち帰る」という趣旨を絵文字で表し、さらに英語や中国語、東南アジアの言語など計10カ国語で補足する。ごみ袋は1万枚程度を準備する予定。
 ただ、地元などの関係者には、富士山からごみを持ち帰っても帰路の途中、周辺市町に捨ててしまうのでは―との危惧もある。県自然保護課の担当者は「まずは富士山で出たごみを確実に持ち帰ってもらう方法をPRしたい。周辺にごみが捨てられた場合には、市町と連携して回収を進めたい」と話す。
 県が16年の7月29日から8月7日まで本県側3登山道5合目で行った調査によると、外国人登山者数は2429人で全体の8・7%。17年夏は調査をしていないが、年々増加傾向にあるという。

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