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富士山吉田口、4千人超で混雑 山頂、富士宮口は2千人で

(2017/10/21 07:44)

 山梨県は20日、富士山の吉田口登山道の8合目で1日当たりの登山者が4千人を超えると、頂上付近で激しい混雑が発生するとの調査結果を明らかにした。来年3月までに登山者数の指標を設け、分散を呼び掛ける。
 富士山の周辺自治体などでつくる「富士山世界文化遺産保存活用推進協議会」で同日発表。来年3月に開催する「富士山世界文化遺産協議会」で指標の承認を目指す。
 県は2015~17年、登山者に貸し出した衛星利用測位システム(GPS)端末の位置情報やアンケートで、登山道の混雑状況を調査。静岡県側の登山道では、富士宮口で1日当たり2千人を超えると激しい混雑が発生し、須走口と御殿場口で混雑はなかった。
 吉田口で4千人を超えた日は、今年7~9月に計4日間あり、9合目付近で午前4時~5時半ごろ、登山者同士がぶつかり合うほど混雑した。登山者数の指標は4千人以下を目指すが、指標を上回っても入山規制は行わない方針。
 山梨、静岡両県は、18年12月までに国連教育科学文化機関(ユネスコ)に提出する保全状況の報告書に盛り込みたいとしている。

 ■1500~2500人で「著しい混雑」 富士宮ルート、県定義
 静岡、山梨両県が世界遺産富士山の来訪者管理の一環として設定する「1日当たりの望ましい登山者数」の指標案に関し、静岡県は、安全・快適な登山環境が損なわれる「著しい混雑」が発生する登山者数の目安を、富士宮ルートで1日当たり1500~2500人と定義している。
 ただ、数値に一定の幅を持たせた目安にとどまるため、県は登山者動態の調査結果や有識者の意見を踏まえ、一つの数値に絞り込む方針。2017年度末の世界遺産協議会で指標を決定し、18年7~9月の夏山シーズンからの適用を目指す。
 このほか静岡側にある御殿場、須走の2ルートについては、目立った混雑が発生していないとして指標設定の対象にしない。

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