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<富士山臨時支局>バイオトイレ老朽化 入山料で改修

(2017/8/2 17:24)
改修を済ませたバイオトイレ=7月30日、富士山富士宮口8合目
改修を済ませたバイオトイレ=7月30日、富士山富士宮口8合目

 環境に配慮しようと富士山の山小屋に設置されたバイオトイレが使用開始から10年を超え、メンテナンスの時期に差し掛かっている。静岡県は2015年度以降、入山料(保全協力金)を活用し、申請があった山小屋のトイレから順次改修を進めている。
 県富士山世界遺産課によると、県は02年度から05年度にかけ、し尿を流さない「環境に優しいトイレ」を山小屋24カ所に整備した。このうち17年度は1570万円の予算をかけて富士宮口登山道6、8合目と須走口5合目のトイレを改修する。
 富士宮口登山道の山小屋2カ所は、おがくずを使って微生物の活動を活発化させ、し尿を分解するタイプのバイオトイレを備える。水を必要としないため、山岳地域に有効とされる。8合目の山小屋「池田館」では微生物の活動効率を高めるためにヒーターを交換し、トイレの床も替えた。トイレを管理する池田裕之さん(45)は「バイオトイレを設置したのは約12年前。ヒーター機能が弱っていたので補助はありがたい」と話す。
 富士山ではし尿やトイレットペーパーが山肌を汚し、悪臭を放つなど問題となってきた。県によると、整備したトイレの1年間の総利用回数は約27万回。1回当たりのし尿を0・3リットルとした場合、約81トンのし尿を処理した計算になる。
 同課の担当者は「バイオトイレの活用は富士山の環境保全につながる。ぜひ入山料の支払いを通じ、改修に協力を」と呼び掛けている。

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