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望ましい富士登山の素案 静岡、山梨両県が公表

(2017/2/11 08:20)
望ましい富士登山の在り方の実現に向けた指標素案(抜粋)
望ましい富士登山の在り方の実現に向けた指標素案(抜粋)

 静岡、山梨両県は10日、都内で開かれた富士山世界文化遺産学術委員会で、来訪者管理戦略に掲げる「望ましい富士登山の在り方」の実現に向けた指標の素案を提示した。このうち登山者の意識に関わる指標について、「山小屋で休息してから山頂で御来光を拝む登山者の割合」を現状の68・2%(2016年)から19年に80%以上とするなど、それぞれ具体的な目標値を提示した。1日当たりの登山者数(収容力)の目標値は調査研究を継続し、18年7月までに設定する考え。
 両県は15、16年夏に実施した登山者アンケートやGPS(衛星利用測位システム)動態調査などを基に、登山文化の継承や安全性・快適性の確保に関連した11指標を設定。それぞれの現状値に基づき目標値を掲げた。指標や目標値は15年を起点に5年ごと評価と見直しを行うとした。
 両県の登山者調査で、週末やお盆の御来光前後の時間帯に、須走・吉田口の合流点上部と富士宮口の山頂直下で登山者が集中し、著しい混雑が発生することを裏付ける客観的データも収集できた。遠山敦子委員長は「これまでは混雑状況が漠然としていたが、日時や場所が分かれば、事前広報などの対策も可能」などと話した。
 委員会では、吉田口4585人、富士宮口2107人、御殿場口557人、須走口950人(いずれも16年)など、8合目の登山者カウンターで計測された1日当たりの登山者数の最大(現状)値も示された。これを基に4登山口ごとの登山者密度や山頂到達時間などをまとめたシミュレーション調査結果も公表された。両県は学術委の意見や調査結果を踏まえ、山小屋関係者らと協議した上で、より良い登山者数の水準を見定めるとした。

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