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おなじみ「顔ペイント」に法の壁? 大道芸W杯in静岡

(2017/10/31 17:10)
外国人アーティスト(右)からペイントを受ける来場者=2016年11月、静岡市葵区
外国人アーティスト(右)からペイントを受ける来場者=2016年11月、静岡市葵区

 静岡市で2~5日に開催される大道芸ワールドカップで、来場者の顔に色鮮やかペイントを施すおなじみの「フェースペイント」に美容師法抵触の可能性があることが分かり、例年通りの実施が難しい状況になっている。実行委員会は「引っ込み思案の静岡人が面白く“変身”できる機会を残したい」と継続を探り、代替策を試行的に実施することにした。
 フェースペイントは2001年に始まり、アーティストとして毎年、海外から2、3組を招く。体験型イベントして人気が定着し、16年も多くの来場者が列を作った。ところが今年は外部から、フェースペイントは「美容師法に抵触する」との指摘を受け、実行委は市保健所と相談。厚生労働省に問い合わせると、美容師法が適用される可能性があるとの回答を受けた。
 美容師法は衛生上の安全を確保するため、「美容師でなければ美容を業としてはならない」と規定する。静岡新聞社の取材に対し、厚労省の担当者は「実態にもよるので一律にだめではない」としつつ、顔料を顔面に塗布するフェースペイントは同法第2条「化粧等の方法により容姿を美しくすること」に該当し、同法の適用を受けるとの見解を示した。
 実行委は代替案を検討し、今年は来場者にプロ用のメーク道具を購入してもらった上で、カナダ人アーティストにペイントを施してもらう方法を採用。デパートで化粧品を売る美容部員と同様に、商品の販売目的で使用方法を教える行為は美容師法の適用外になっているからだ。来場者は「メークの手ほどきを受ける」という名目でフェースペイントを体験することになる。市内のメーク用品取り扱い会社が主催する形を取る。
 代替策への反応を見て、来年以降も採用するか別の措置を取るかを決めるという。実行委の広報担当者は「フェースペイントで気分が盛り上がり、パフォーマーになったように大会を楽しむ来場者をたくさん見てきた。大切な文化を何らかの形で継続させたい」と話している。

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