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深海魚料理「夜間当番店」始動 沼津・戸田地区、活性化狙う

(2019/2/27 17:03)
タカアシガニの雑炊を提供する丸吉のスタッフ(右から2人目)=沼津市戸田
タカアシガニの雑炊を提供する丸吉のスタッフ(右から2人目)=沼津市戸田

 深海魚のまちとして知名度を高める沼津市戸田地区の飲食店組合(佐藤晃彦組合長)が2月、従来行っていなかった平日夜間の営業を始めた。地区内の民宿に素泊まりする客や夜釣り客らに新鮮な深海魚料理を提供し、戸田の「ナイトエコノミー」活性化を狙う。
 近年の深海魚ブームで観光地復活の兆しが見え、組合員に夜間営業の機運が高まったことで開始に踏み切った。組合加盟の16店のうち、当番店1店が午後7時まで店を開ける。
 佐藤組合長(62)によると、10年以上前は沼津駅や修善寺周辺から来る客を当て込んで夜間に営業する店は珍しくなかった。だが観光客の減少、店主の高齢化により飲食店の閉店が相次ぎ、夜のにぎわいは消えていった。組合加盟店も平日は昼だけの営業だった。戸田を訪れた客が“夕食難民”と化すこともあったという。
 2月中旬。この日の当番店は地魚料理店「丸吉」だった。タカアシガニの丸ゆで、トロボッチの唐揚げ、アカザエビの刺し身-。食卓に戸田港で水揚げされた“深海の幸”が並んだ。JR沼津駅周辺の宿泊先から仲間3人と訪れた建設会社社長(47)=茨城県=は「タカアシガニが目当てだったが、珍しい魚をたくさん知ることができた」と笑みを浮かべた。
 取り組み開始から4回の当番を担当した同店の中島寿之さん(64)は夕食需要に確かな手応えを感じ「夕方にふらっと来ても深海魚が食べられるイメージを浸透させたい」と意気込む。
 当番店は近隣の道の駅「くるら戸田」の掲示板におすすめ料理を告知する。佐藤組合長は「旬のタカアシガニを存分に楽しんでほしい」と強調した。

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