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富士山麓楽しむ玄関口に 小山町、17歳の発案で自転車拠点運営

(2019/2/14 17:00)
土橋拓馬さんが「フジサイクルゲート」の運営を目指す「町の駅金太郎」=4日、小山町
土橋拓馬さんが「フジサイクルゲート」の運営を目指す「町の駅金太郎」=4日、小山町

 小山町はサイクリスト向けにサービスを提供する町内の施設の運営について、神奈川県の高校生土橋拓馬さん(17)=相模原市=が考案した事業計画を採用する。若い感性を生かし、富士山麓を自転車で楽しむ玄関口をつくり、来訪者を呼び込む考え。土橋さんは米大手バイクメーカーの日本法人と連携協議を進めるなど実現へ奔走中。東京五輪・パラリンピックを契機に、自転車を核にした地域振興を目指す町は土橋さんに全面協力する姿勢を打ち出した。
 富士山麓全体をテーマパークと捉え、その入場口となる施設「フジサイクルゲート」を、JR御殿場線駿河小山駅前の「町の駅金太郎」で運営するというのが、土橋さんの提案。このほど開かれた町主催のビジネスコンテストで、計画を発表し優勝した。
 趣味で自転車に乗る土橋さんは東京五輪自転車競技にボランティアとして関わろうと考え、同町を知った。町ホームページで偶然見つけた町主催のビジネスセミナーに応募し、昨年11月に初めて町に足を運んだ。自転車、東京五輪・パラリンピック、富士山麓の三つの特徴を生かし、町の振興につながる事業プランを立てた。
 自転車の預かりやメンテナンスをはじめ、施設では「サイクリストが必要と思うことは全てやる」と土橋さん。米大手バイクメーカー日本法人の代表に直談判し、自転車の貸与や整備ノウハウの提供に関し最大限の協力を取りつけた。施設利用とツアーガイドなどを組み合わせた商品を旅行会社に販売してもらい、団体客の呼び込みを図る計画。
 町は13日に発表した2019年度当初予算案に、町の駅金太郎の改修費用を盛り込んだ。担当者は「利用してもらうためには、魅力ある施設にできる運営者が必要。(土橋さんは)自転車に精通して熱意もある。力を借りたい」。町などが主体のDMO(観光地経営組織)が運営を担い、土橋さんにも携わってもらう構想がある。土橋さんは、施設を「町を活性化させる再燃の翼にしたい」と情熱を口にする。

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