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ラグビーW杯、NZ訪日客を静岡へ 都内の団体、観光資源を発掘

(2019/1/10 07:26)
茶の現状などについて本多英一さん(右)に質問する大西由莉さん(右から2人目)ら=2018年12月下旬、富士市
茶の現状などについて本多英一さん(右)に質問する大西由莉さん(右から2人目)ら=2018年12月下旬、富士市

 2019年のラグビーワールドカップ(W杯)で訪日するニュージーランド人に静岡県にも足を運んでもらおうと、東京都の会社員大西由莉さん(31)が率いる団体「和工人(わこうど)」が、外国人向けの観光資源発掘と情報発信に乗り出した。3月に開かれる同国最大の日本イベント「ジャパンデー」に出展し、静岡県の魅力アピールを計画する。
 「このお茶は外国人向けのパッケージも可能なの?」。18年の年末、和工人の3人が県富士農林事務所の職員と共に、富士市の「マル茂本多製茶」などを訪れた。同社では茶師本多英一さん(34)が「製品情報が分かるICチップも導入している」などと事業を紹介。大西さんは「外国人は『本物』を求めているので効果的」と手応えを口にした。
 大西さんは17年に長男を出産したばかり。都内の企業を育休中に「多くの人に日本を愛してほしい」との長年の夢を実現するため、18年12月に職場の同僚やPR活動で賛同してくれた仲間と団体を立ち上げた。まずは日本の魅力を国内外に伝えることが目的だ。
 ニュージーランドは世界屈指のラグビー強豪国で、代表チーム「オールブラックス」の人気も高い。同国の友人を通じて情報収集がしやすいと考えた大西さん。「W杯には大勢のファンが来日する。試合のない日に日本を体験してもらおう」と文化や交通の観点から候補地探しを始め、静岡県に注目した。
 同国の試合会場は東京都や愛知県豊田市など。静岡県はファンが移動する際に立ち寄りやすく、「富士山、お茶、ワサビなど日本文化が凝縮された場所」(大西さん)。「静岡プロジェクト」と銘打った和工人の初企画として着手し、これまでに富士宮市の富士錦酒造などを視察した。
 和工人は1月中旬からクラウドファンディングで事業費を募ってジャパンデーに参加、静岡県の茶文化などを紹介する予定。大西さんは「相手が求める情報と日本文化の橋渡しをしたい」と意気込む。

 <メモ>ニュージーランドのジャパンデー 2001年に始まったニュージーランド最大の日本イベント。オークランド市の日本人会と在オークランド日本国総領事館が共催し、盆栽の展示やみこしの練り歩きなどさまざまな日本文化を紹介する。18年の来場者は約5万人。19年は「ラグビーの聖地」と言われる「イーデンパーク」で3月3日に開催される。

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