J1清水、タイで社会貢献 異文化交流で成長
(2019/1/8 17:00)-
サッカーJリーグ1部(J1)清水エスパルスが、タイでの社会貢献活動に精力的に取り組んでいる。2017年からプロ選手によるサッカー教室を開催し、18年12月には下部組織の小学生を現地に派遣して「タイキャンプ」を実施した。
バンコクなどで5日間行われたキャンプには清水から小学5、6年の23人と元日本代表の市川大祐普及部コーチ(38)らが参加した。30度を超える異国の地でタイの同年代との試合や、異文化交流など非日常の経験は子どもたちにとって新鮮だった様子で、市川コーチは「心配した部分もあったが、子どもたちの順応力に驚いている」と目を見張った。18年のサッカー教室では清水の滝裕太選手(19)、高橋大悟選手(19)が児童養護施設などで2日間、指導した。
サッカー交流と底辺拡大を狙う清水の事業には現地進出企業が協賛する。キャンプは17年に駐在員事務所を開設した清水銀行の創立90周年記念事業の一環。清水銀行経営企画部の担当者は「幼い頃の異文化体験は、将来の人材育成につながる」と話す。サッカー教室は鈴与タイランドのほか、IAIなどが協力し、企業の支援金は17年のスタート時よりも増えているという。
タイではJリーグの試合が中継されるなど日本サッカーへの関心が高く、北海道コンサドーレ札幌のチャナティップ選手(25)らタイ出身選手もJリーグで活躍している。清水エスパルスの森谷理広報部長(51)は「社会貢献活動を続けながら、伸びしろがあるタイの若手選手の発掘にも努めたい」と次の一手を模索する。
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