静岡新聞NEWS

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • mixiチェック

猫9匹に愛の手を 浜松・動物愛護教育センター、飼い主募集

(2018/12/13 17:01)
飼育を諦めた飼い主から引き取った猫。関係者が譲り受け先を探している=7日午後、浜松市西区の市動物愛護教育センター
飼育を諦めた飼い主から引き取った猫。関係者が譲り受け先を探している=7日午後、浜松市西区の市動物愛護教育センター

 経済的な事情などで猫の多頭飼育を諦めた浜松市の40代女性から飼い猫を引き取っている市動物愛護教育センター(西区舘山寺町)が9匹の新たな飼い主を探している。譲り受け先が見つからなかった場合は殺処分される見通し。年内の解決を目指す関係者は「小さな命をつなぎ留めたい」と協力を呼び掛けている。
 女性によると、不妊処置の費用を工面できず、借家で飼っていた猫が繁殖を繰り返した。生まれた子猫を知人らに譲り渡していたが、もらい手が見つからなくなり、16匹にまで増えて飼育代が家計を圧迫。借家からも退去を求められ、11月に同市の市民団体「捨て犬!捨て猫!ゼロの会」に相談した。
 同会は16匹のうち6匹を自前で管理可能と判断し引き取った。迷い犬や猫の譲渡事業を行う同センターに事情を説明し、女性の代わりに預け料を負担して残り10匹を預けた。10匹のうち1匹は譲り受け先が決まったが2歳半~9歳の9匹は未定。市有施設の運営の都合上、預かりには期限を区切らざるを得ないという。
 同会によると、退去期限までに借家から猫を連れ出さなければ外に放置された可能性もあった。成瀬正子事務局長は「地域環境に影響を与えかねない緊急性の高いケースだった」と経緯を説明した上で、「少しでも多くの命を引き受けてほしい」と訴えた。
 猫の引き取り希望者は同センター<電053(487)1616>へ。相談受け付けは午前10時から午後4時まで。土曜休館。

 ■ペットの終生飼養 呼び掛け
 多頭飼育しているペットの自力管理が困難になり、行政や動物愛護団体が救済するケースは全国で相次ぐ。県内でも2017年に富士宮市で80匹以上の小型犬が保護された。浜松市動物愛護教育センターの高辻紀仁所長は「殺処分はできるだけ避けたい。問題解決には飼い主の適正飼養が重要」と強調する。
 動物愛護管理法ではペットを最期まで適切に飼育する終生飼養が飼い主の努力義務になっている。高辻所長は野良猫との接触による繁殖や罹患(りかん)を避けるため室内飼いや避妊去勢処置の徹底を呼び掛け「生活に無理のない範囲での飼育を心掛けてほしい」と責任の自覚を求めた。

静岡暮らし・話題の記事一覧

ニュースアクセスランキング

  • 読み込み中です・・・
静岡新聞データベース

SBSテレビチャンネル

YouTube
こどもみらいプロジェクト「おやこアットエス」
静岡新聞SBSスクープ投稿
静岡新聞モバイルサイト