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遠鉄バス、浜松北部撤退へ 19年10月、代替交通に移行検討

(2018/10/11 08:25)
遠州鉄道の撤退と代替交通を検討するバス路線(赤線部分)
遠州鉄道の撤退と代替交通を検討するバス路線(赤線部分)

 遠州鉄道が浜松市北部地域を走るバス路線北遠本線の水窪町-山東間など3路線を2019年10月にも撤退する方針であることが10日、関係者への取材で分かった。同社が同日までに市や一部の地元自治会役員に伝えた。市などは代替交通路線への移行を検討。地元からは不安の声も出ている。
 同市天竜区内の水窪町-西鹿島駅間を結ぶ北遠本線を1日5往復運行している(現在は龍山町の土砂崩れで一部をマイクロバスで減便代替)。同市最北端の水窪町には約2千人が住む。路線バス利用者数は少ないが、高齢過疎化が進む地域で運転免許証を持たない高齢者や障害者らの貴重な移動手段になっている。
 遠鉄は山東-西鹿島駅間は路線バスを維持する。代替区間の運行本数は1日4往復、運賃は現状維持を検討。遠鉄が撤退する路線は地元タクシー会社「水窪タクシー」が担う方向で調整している。
 遠鉄は天竜区内のくんま水車の里-西鹿島駅間を結ぶ阿多古線(市の自主運行バス)と北区内を走る渋川線の渋川儀光-伊平間も同時期に撤退する方針。それぞれ代替交通を検討している。中山間地域の過疎化などで利用者数が減り、採算悪化で路線バスの運行形態の継続は難しい状況になっている。
 北遠本線は02年、JR東海バスから路線を受け継ぐ形で運行を開始。北遠地域の主要路線として国鉄時代から運行していた。
 市天竜区協議会の守屋千づる副会長(64)=同区水窪町=は「高齢者らの通院や買い物にバスは欠かせない。遠州鉄道だからこそ路線を維持できていたと思う。持続可能な代替策なのか」と不安を口にした。

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