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浜松・水窪の雑穀、畑で堪能 一流シェフが提案

(2018/9/4 08:05)
雑穀畑の中に設置されたダイニングで食事を楽しむ参加者ら=3日午後、浜松市天竜区水窪町
雑穀畑の中に設置されたダイニングで食事を楽しむ参加者ら=3日午後、浜松市天竜区水窪町
提供されたコース料理の一部
提供されたコース料理の一部

 浜松市天竜区水窪町のNPO法人「こいねみさくぼ」と春華堂などは3日、雑穀の生産地・水窪のPRを図るダイニング事業を同町で初開催した。雑穀畑と一体化させた会場で全国の雑穀研究者や企業役員、市関係者ら約60人に創作雑穀料理のコースを提供。伝統的な雑穀文化に現代風の食の価値観を反映させた新しいスタイルで、水窪の「食と農」の魅力を発信した。
 旧「水窪カモシカと森の体験館」付近に整備した在来のアワ、キビ畑の一角に、テント式の“ダイニング”を設置した。参加者は標高約1100メートルの畑越しに臨む雄大な山々の景観を楽しみながら、食卓に着いた。
 ダイニング中央に設けた“厨房”では、一流シェフが畑で収穫したアワ、キビを使ってフレンチや日本料理に仕上げた。アワともち米、赤米、トリュフをシャモ肉で巻いた一品など、斬新でおいしい食べ方を提案した。
 同NPOの中政俊理事長(62)は「雑穀でこのような料理が作れるのかと驚いたし、イベントを通じた人の交流で『食と農』の新しいアイデアや視点を得ることもできた。雑穀、さらには水窪のブランド化につなげたい」と声を弾ませた。
 雑穀に関する研究成果を共有するシンポジウムも同町で開かれ、元サッカー日本代表の鈴木啓太さん(37)=静岡市出身=が社長を務める腸内細菌の研究企業「AuB(オーブ)」(東京都)が発表を行った。水窪産の雑穀の摂取が腸内環境に与える影響を調べた結果、腸内環境の状態を測る有益な指標である「腸内細菌の多様性」の改善、美肌菌とされる菌の増加の効果が見つかったことを報告。腸の働きを整える食材としての雑穀の可能性を示した。

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