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関東大震災で殉職、相羽巡査の顕彰碑完成 熱海・伊豆山

(2018/8/28 08:03)
顕彰碑を除幕する関係者=27日午前、熱海市伊豆山
顕彰碑を除幕する関係者=27日午前、熱海市伊豆山

 1923年の関東大震災の際、現在の熱海市伊豆山地区で住民の救助活動中に殉職した警察官・相羽清重巡査(享年37)の顕彰碑が27日、同市の伊豆山神社参道に完成した。建立に向けて活動してきた地域住民や熱海署の歴代署長らが除幕式を行い、功績の継承へ決意を新たにした。
 顕彰碑は高さ1メートル、幅50センチ。表面には相羽巡査の肖像画と功績を紹介する碑文を刻んだ。式典では神事に続き、「関東大震災 相羽巡査顕彰之碑の会」の大舘節生会長(72)、相羽巡査の孫で磐田市在住の鈴木文恵さん(66)と木村加恵さん(65)らが除幕を行った。
 鈴木さんは建立に携わった関係者に感謝の言葉を述べ、「碑を見た方が天変地異への心構えを持ってもらえたらうれしい」と語った。相羽巡査の出身地・森町の太田康雄町長からもメッセージが届いた。
 県警察史などによると、相羽巡査は三島署熱海分署に勤務し、疾病調査の応援のため同地区を訪れた際、大震災に遭った。住民の避難誘導や負傷者の搬送に奔走中、倒壊した同神社参道の石鳥居の破片が頭に当たって亡くなった。
 殉職の話は地域で風化が進んでいたが、熱海署幹部が2016年度の庁舎移転30周年に関連して署の沿革を調べた際、県警察史の記述を発見した。話を知った有志の間で顕彰碑建立の案が浮上し、浄財を募るなど準備を進めてきた。
 大舘会長は「建立を契機に、相羽巡査の功績を今後も語り継いでいきたい」と話した。

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