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戦時中に幻の工場計画 故本田宗一郎氏の契約書を展示 浜松

(2018/8/5 07:45)
故本田宗一郎氏が終戦直前、工場用地確保のため光明寺と結んだ土地の賃貸借契約書=4日午後、浜松市天竜区山東の光明寺大黒殿
故本田宗一郎氏が終戦直前、工場用地確保のため光明寺と結んだ土地の賃貸借契約書=4日午後、浜松市天竜区山東の光明寺大黒殿

 太平洋戦争の終戦直前、ホンダ創業者の故本田宗一郎氏(1906~91年)が迫り来る戦火を逃れようと、故郷の浜松市天竜区で航空機部品などの工場を建設するため、土地の賃貸借契約を結んだ契約書の展示が4日、同区山東の光明寺で始まった。
 観光客や地元の家族連れらが、地域の貴重な歴史的資料を見学しようと集まった。東京都から友人らと訪れた会社員男性(34)は「幻の工場計画にはロマンを感じる。極限まで追い詰められて、すごい決断をしたんだろう」と話し、契約書をのぞき込みながら、戦時中の国内の状況を想像していた。
 契約書は当時、同寺が所有していた旧光明村大谷(現同区)周辺の山林と畑の計299坪6合(約千平方メートル)を、エンジン部品製造の東海精機重工業(現東海精機)社長だった本田氏が借りる内容。日付は1945年4月1日。8月に終戦を迎え、計画は実現しなかった。
 展示は5日午後3時まで。問い合わせは同寺<電053(925)3547>へ。

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