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登山の安心・安全守る 静岡県警山岳救助隊が活躍

(2018/8/2 17:03)
登山者の血中酸素濃度を計測する県警山岳遭難救助隊の小杉山瑞穂巡査長(左)と山田智教巡査部長=1日、富士山富士宮口9合目
登山者の血中酸素濃度を計測する県警山岳遭難救助隊の小杉山瑞穂巡査長(左)と山田智教巡査部長=1日、富士山富士宮口9合目

 静岡県警山岳遭難救助隊が、富士山富士宮口9合目の山小屋「万年雪山荘」(標高3460メートル)を拠点に、相次ぐ登山者の救急事案への対応など、登山者の命を守るための活動を展開している。関係機関は十分な休息を取らず夜通しで山頂を目指す「弾丸登山」の自粛を呼び掛けるが、計画的で装備を調えた登山者からも救助要請はある。富士山は登山初心者が多く、隊員は高山病予防への注意喚起にも力を注ぐ。

 ■救急事案、高山病… 頂上近くで迅速対応
 1日の9合目付近では富士宮署の山田智教巡査部長(31)と御殿場署の小杉山瑞穂巡査長(30)が、無理をして山頂を目指す登山者がいないか目を配った。要救助者を出さないための重要な役目。通行する登山者に、専用の機器で血中の酸素濃度を計測してもらうなどして注意を呼び掛けた。
 息子2人と初の富士登山に挑戦した女性(38)=神奈川県=は呼び掛けに応じ「とても頼もしい。初めての登山者にとっては存在が安心材料になる」と話した。
 7月10日~9月10日の開山期間中、県警から任命を受けた救助隊員2人が交代で勤務する。今夏は1人当たり延べ7~9日間滞在し、登山者が増加する土日には3人体制で対応する。
 山田巡査部長と小杉山巡査長は2016年夏、山頂で低体温症を訴えた登山者を救助した経験を持つ。山田巡査部長は「9合目にいたからこそ迅速に対応でき、命を救うことができた。接触の早さに大きな利点がある」と強調する。
 救助隊が拠点とする9合目は、8合目の夏季限定診療所「富士山衛生センター」にも近く、連携がスムーズなのも大きい。小杉山巡査長は「体調が悪化する登山者は毎年出る。計画的に安全登山を心掛けてほしい」と訴えている。

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