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山村でチョウザメ養殖、キャビア生産へ 愛知・豊根、東海大支援

(2018/7/17 07:22)
養殖中のチョウザメを手にする熊谷仁志さん。数年後のキャビア生産を目指す=愛知県豊根村
養殖中のチョウザメを手にする熊谷仁志さん。数年後のキャビア生産を目指す=愛知県豊根村
温泉施設「パルとよね」で提供しているチョウザメ料理=愛知県豊根村
温泉施設「パルとよね」で提供しているチョウザメ料理=愛知県豊根村

 浜松市天竜区に隣接する愛知県豊根村で、東海大海洋学部(静岡市清水区)の支援によるチョウザメ養殖が進められている。過疎化に悩む山間部の同村に新たな観光資源と産業を創出する狙い。数年後のキャビア生産を視野に、現在は村内の観光施設で切り身を使った料理を提供中。浜松市など近隣からの来客も増えているという。
 活動の中心は村民が2015年に結成した任意団体「豊根フィッシュファーマーズ(TFF)」。国の地方創生交付金を活用し、休耕田に約20の水槽を設置。毎年稚魚を購入し、7年目までの年数や雌雄に分けて約3千匹を飼育している。
 水産増殖学を専門にする同学部の秋山信彦教授(56)が支援に当たる。「チョウザメ養殖は時間がかかるが、豊根の良質な水で臭みのない個体が育っている。餌の低タンパク化と成長効率の関係を探る研究で成果も生まれそうだ」と説明する。
 「他と一味違う地域産業を」とチョウザメ養殖を発案したTFFの熊谷仁志代表(59)は「キャビア生産の可能性も見えてきた。天竜川水系の豊根村は静岡県とも縁が深く、さらに交流する契機になれば」と期待する。
 チョウザメ養殖と並行し、アユを早期成熟させシシャモのような“子持ちアユ”を生産するプロジェクトも進む。研究段階ではあるが「豊根特産のアユを使ったアイデアで、こちらも期待できる」と秋山教授。同村地域振興課の青山幸一課長(51)は「チョウザメもアユも今後売り方などを本格的に検討し三遠南信地域の輪を広げるアイテムにしたい」と言葉に力を込める。
 チョウザメ料理は温泉「パルとよね」など4施設で味わえる(要予約)。問い合わせは同村観光協会<電0536(87)2525>へ。水曜定休。

豊根村
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