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駿府城天守台、石材どう運んだ? 21日に体験イベント

(2018/7/10 17:02)
運搬体験で使用する重さ1トンほどの石材(中央)。下方に大名の刻印が確認できる=静岡市葵区の駿府城公園
運搬体験で使用する重さ1トンほどの石材(中央)。下方に大名の刻印が確認できる=静岡市葵区の駿府城公園

 静岡市の発掘調査で日本一の規模だったことが判明した駿府城跡天守台(同市葵区)。建設機械もない江戸時代、どうやって造られたのかを市民らに体感してもらうため、当時用いられた方法で石材を運搬するユニークなイベントを、市が21日に開催する。天守台の石垣は1トン以上の石材を人力で山から運び、約19メートルの高さまで積み上げた。作業の一端を体験することで、巨大な天守台建造を支えた技術や苦労を知ってもらう狙いだ。
 天守台は明治時代に取り壊され、石垣の石材は堀の埋め立てに使われた。7月までの発掘で100以上の石材が見つかり、市歴史文化課が細かな調査を進めている。最大の石材は高さ約2メートル、幅約1メートルの四角柱。市内の藁科川上流や焼津市の大崩海岸周辺から運ばれたことが分かっていて工事がいかに重労働だったかがうかがえる。
 駿府城は江戸幕府が全国の大名に命じて工事を行う「天下普請」で築かれた。これまでの調査で一部の石材からは参加した大名の刻印が見つかった。西国大名ばかり約30種が確認されている。市の担当者は「西国は石垣建造の技術が高かったことに加え、(関ケ原の戦い以降に徳川家康に従った)外様大名が多かった。大きな財政負担を課したのでは」と説明する。

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