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東伊豆を「トキワ荘」に 町が漫画家志望の若者支援

(2018/5/12 07:50)
初の合同展示会に向け、作品を持ち寄って準備を進める漫画家志望の若者ら=9日、東伊豆町のダイロクキッチン
初の合同展示会に向け、作品を持ち寄って準備を進める漫画家志望の若者ら=9日、東伊豆町のダイロクキッチン

 東伊豆町が漫画家を志す若者を受け入れ、創作活動に励みながら勤務できる職場を紹介するクリエイター創出事業に取り組んでいる。2018年度から新たに双子の兄弟が移住し、対象者は男女4人になった。手塚治虫さんら戦後を代表する多くの漫画家が青春時代を送った東京都内のアパートにちなみ、太田長八町長は「東伊豆町を『トキワ荘』にしたい」と聖地づくりを目指す。
 漫画コースを持つ福岡県の専門学校関係者が同町のイベントに参加したのが縁で、16年度から開始した。今や日本を代表する文化の漫画だが、制作者の現実は厳しい。特に若手は生活費が大きな課題で、専門学校側から相談を受けた町が「金の卵」の支援を決めた。
 町は旅館や水産加工会社など、シフト制で勤務時間が固定されている職場を中心に紹介する。深刻な人手不足に直面する地方の事業所には雇用確保につながる利点があり、寮を用意するなどして受け入れに協力する。
 現在、同町で活動する4人は21~24歳。全員、県外の出身で切磋琢磨(せっさたくま)しながら腕を磨く。17年3月に移り住んだ木通都水さん(23)は「社会経験を積みながらデビューを目指したい」と意気込む。
 4人は14~21日に同町稲取の交流施設「ダイロクキッチン」で、初の合同展示会を開く。漫画家を目指す若者が町にいることを知ってもらい、地域とのつながりを深めるのが目的という。
 65歳以上の高齢化率が4割を超え、急速な過疎化に直面する東伊豆町。太田町長は「若者の流入と活性化につながる。希望者がいれば、今後も受け入れを増やしたい」と話す。

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