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伊豆半島を世界ジオパークに認定 ユネスコ、国内9地域目

(2018/4/18 07:59)
伊豆半島ジオパークの代表的なジオサイトの一つ、伊東市の城ケ崎海岸。大室山(中央奥)からの溶岩流で形成された=12日(静岡新聞社ヘリ「ジェリコ1号」から)
伊豆半島ジオパークの代表的なジオサイトの一つ、伊東市の城ケ崎海岸。大室山(中央奥)からの溶岩流で形成された=12日(静岡新聞社ヘリ「ジェリコ1号」から)

 フランス・パリで執行委員会を開催していた国連教育科学文化機関(ユネスコ)は17日、世界ジオパークの新規登録地域として伊豆半島を認定した。世界認定は国内9地域目で、2015年に世界ジオパークがユネスコの正式事業となってからは国内初。
 伊豆半島ジオパークは県東部・伊豆15市町の約2千平方キロメートル(海域含む)で構成。火山弧同士の衝突が現在進行形で起こる世界唯一の場所などの特徴を有し、約2千万年の伊豆半島の形成や活動に関する痕跡を確認できる114カ所のジオサイト(見どころ)がある。
 伊豆半島ジオパークの構想は09年に持ち上がり、11年3月に伊豆半島ジオパーク推進協議会が発足した。12年に日本ジオパークに認定され、14年には世界ジオパークの国内推薦地域に決定。同年12月に世界ジオパークネットワーク(GGN)に申請書を提出したが、15年9月、世界認定は「保留」とされた。理由として10項目の指摘があり、「地質遺産の国際的価値の証明」と「イルカ追い込み漁に関する説明」が重点課題とされた。
 15年11月には、世界ジオパークの事業主体がGGNからユネスコに変わり、最初から審査を受けることに。推進協は16年11月、ユネスコに申請書を提出。申請書は地質遺産の国際的価値について記述を改善した一方、イルカ漁に関しては申請の項目に沿わないとして記載しなかった。17年7月の現地審査を経て、今年3月にユネスコの専門評議会が伊豆半島の世界認定を勧告。正式認定への期待が高まっていた。

 <メモ>ジオパーク ジオ(大地・地球)とパーク(公園)を組み合わせた言葉で、価値ある地質遺産を保護しながら、観光や教育に生かして地域振興を目指す取り組み。ユネスコ世界ジオパークの認定は今回の決定で38カ国の140地域となる。国内では他に洞爺湖有珠山(北海道)、糸魚川(新潟県)、島原半島(長崎県)など8地域。

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