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日ロ首脳のディナー再現、会談の記憶つなぐ 伊東・川奈ホテル

(2018/4/16 17:10)
満開の桜の下、橋本龍太郎首相(右)と握手を交わすロシアのエリツィン大統領=1998年4月、伊東市川奈
満開の桜の下、橋本龍太郎首相(右)と握手を交わすロシアのエリツィン大統領=1998年4月、伊東市川奈
20年前、当時の橋本龍太郎首相とエリツィン大統領が実際に会談したサンパーラー。当時と同じく八重桜と日ロの国旗が飾られている=10日午後、伊東市川奈の川奈ホテル
20年前、当時の橋本龍太郎首相とエリツィン大統領が実際に会談したサンパーラー。当時と同じく八重桜と日ロの国旗が飾られている=10日午後、伊東市川奈の川奈ホテル

 1998年4月、当時の橋本龍太郎首相とロシアのエリツィン大統領が親交を深めた「川奈(伊東)会談」から18日で20年。舞台になった川奈ホテルは30日まで記念フェアを行っている。夕食を再現したディナーを提供するほか、当時を振り返る館内ツアーも実施。歴史的な会談の記憶を語り継いでいる。
 首脳会談は98年4月18日から2日間。北方領土問題などを議論しつつ、ホテルで行われた結婚式に飛び入り参加したり、城ケ崎沖で釣りを楽しんだりする一幕もあった。
 会談では領土問題解決へ進みかけたが、その後は再び糸口が見えなくなった。2006年に橋本氏、翌年にエリツィン氏が死去。当時を知るスタッフも定年退職などで少なくなる中、今年が文化交流「日本におけるロシア年」「ロシアにおける日本年」にも当たることから、さらなる友好を願い企画された。
 ディナーは実際に出された「伊豆産サザエの香草風味バター焼き」に加え、直前の変更で“幻のメニュー”となった「アワビのステーキ」などを用意。会談が行われた館内のサンパーラーには当時と同じく、日ロの国旗と、鮮やかなピンク色で会談を彩った八重桜を飾った。
 同ホテルは全国の老舗ホテルで組織する「日本クラシックホテルの会」の一員。歴史の継承にも力を入れる。館内ツアーでは、エリツィン大統領の訪日がずれたため、見頃を過ぎたソメイヨシノに代えて急きょ、ホテル敷地内の八重桜を飾り付けた経緯や、結婚式に飛び入り参加するまでの「舞台裏」など、スタッフから集めた「よもやま話」が語られる。案内人を務める、当時ロシア側スタッフの食事を担当した井原利夫オペレーション担当部長(61)は、「40年のホテルマン人生の中でも鮮明に残っている記憶。お客さまに知ってもらうとともに、後輩のスタッフにも誇りに感じてほしい」と語る。

夕食で出されたメニューなどが並ぶディナー
夕食で出されたメニューなどが並ぶディナー

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