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「文化発信の場」惜しまれ幕 松崎のギャラリー喫茶

(2018/2/21 08:30)
ガラス作品を眺めながら思い出を語る高橋和代さん(左)と井田未乃さん=2月上旬、松崎町松崎のギャラリー喫茶侘助
ガラス作品を眺めながら思い出を語る高橋和代さん(左)と井田未乃さん=2月上旬、松崎町松崎のギャラリー喫茶侘助

 松崎町松崎のギャラリー喫茶侘助が開店から15年の節目を迎え、2月末に閉店する。店舗2階に設けたギャラリーで開催された展示会は150回以上で、地元の作家を中心に作品発表の場として愛されてきた。閉店を聞き付けた常連客が連日来店して思い出話に花を咲かせる中、西伊豆町のガラス作家らによる最後の展示会が26日まで開かれている。
 カフェ経営に興味のあった松崎町出身の店主高橋和代さん(65)=下田市=が町役場に近い那賀川沿いの元呉服店を改装。「文化を掘り起こし、発信できる場所にしたい」とギャラリーも設けた。展示会は月1回のペース。県外の作家による展示もあったという。
 最後の展示会を行っているのは西伊豆町のガラス作家井田未乃さん(48)と夫、両親、妹の5人。09年から毎年開催し、今回で10回目を迎えた。井田さんは「会場を自由に装飾して作品を表現できる場所はなかなかない。家族そろって展示ができて幸せだった」と感謝した。
 1階の喫茶スペースで提供するコーヒーや洋菓子は、松崎町内の業者の商品を使用。開店当初から通っている南伊豆町の竹林道高さん(67)は「川を眺めながらコーヒーを飲むと心が落ち着いた。閉店してしまうのは残念」と惜しんだ。
 当初は10年で閉店する予定だったが、客やギャラリーを利用する作家の支えもあり、5年延長した。高橋店主は「素晴らしい人々に出会えてよかった。感謝の気持ちでいっぱい」とほほえんだ。井田さんらによる展示はガラス作品や水彩画など150点以上。火、水曜定休。

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