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日本平動物園に若きゾウを タイの村、提供名乗り

(2018/2/19 17:30)
タイ・タクラーン村でゾウの背中に乗るスタディツアー参加中の高校生ら=2017年12月下旬(県ボランティア協会提供)
タイ・タクラーン村でゾウの背中に乗るスタディツアー参加中の高校生ら=2017年12月下旬(県ボランティア協会提供)

 日本平動物園(静岡市)でアジアゾウ2頭が高齢となっている問題で、「ゾウの村」として知られるタイ・タクラーン村が支援に名乗りを上げたことが19日までに、分かった。県ボランティア協会が現地で続ける高校生向けツアーが縁で、同協会の小野田全宏理事長は既に市側に伝えた。市は2018年度一般会計当初予算案に、ゾウの獣舎整備に向けた調査費500万円を盛り込んでいる。
 タクラーン村はカンボジア国境近くのタイ東北部の村。村内には人が多数のゾウと触れ合える公園もある。昨年12月下旬、海外ボランティアを学ぶ「高校生スタディツアー」で県内の高校生ら約20人が村を訪れた際、小野田理事長が日本平動物園の現状を伝えた。
 同協会の年1回タイでのツアーは30回目、同村訪問は約20回を数え、自宅でも7頭のゾウを飼育しているプラキット・クランパッタナ村長から「これまでの交流のお礼に」などと、ゾウ提供の申し出があったという。
 小野田理事長はすでに市側にタクラーン村からの申し出を伝えていて、今後クラウドファンディングでお金を募り、ゾウ1頭当たり1千万ともされる空輸費用に充てることも検討している。
 ただ、ゾウはワシントン条約で商取引が禁止され、海外への輸送は厳しく規制されている。国や自治体同士の信頼関係醸成を経て、東南アジアなどの生息地から外国に出されるのが一般的。交渉から10年以上かかることも珍しくないとされる。
 小野田理事長は「日本平のゾウは高齢で継続的な展示・飼育のためには時間的猶予があまりない。培った人脈を通じ、お役に立ちたい」と話した。

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