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御殿場ワサビ、高値の秘密探る 市が価値証明へ研究

(2018/2/16 08:18)
ワサビの生育状況を確かめる勝又敬一郎さん=御殿場市上小林
ワサビの生育状況を確かめる勝又敬一郎さん=御殿場市上小林

 御殿場市は2018年度、市内の事業者と連携して御殿場産ワサビの成分の研究を推し進める。辛みやうま味をもたらす成分やその量を特定し、全国平均よりも高値で取引されているワサビの価値を科学的に明らかにする。得られたデータを活用し、認知度を高めブランド力のさらなる向上を図る。当初予算案に関連事業費を盛り込む。
 リコー環境事業開発センター(同市駒門)と連携する。市内で生産されたワサビの根茎3カ所と根、葉、茎を分析する。
 同センターによると、ワサビの辛みの要因となる成分はイソチオシアネートで、この成分は硫酸イオンに由来するという。
 同社の協力によりすでに簡易分析を実施し、部位ごとの含有イオンの種類と量は判明している。結果を基に、今後外部企業の設備を借りるなどして詳細な分析に当たる。
 富士山の伏流水で栽培された御殿場産ワサビは辛みやねばりが特徴で、近年人気が高まっている。市によると、東京の市場での卸値は他の主要産地より2割高いという。
 分析のためワサビを提供した勝又敬一郎さん(36)は「データを良いワサビを作る参考にしたい。御殿場のワサビを知ってもらうきっかけになれば」と期待を込める。
 市と同社は、ワサビ田で採取した水の成分分析にも当たる。市は水質の良さを証明して、食品メーカーなどの企業誘致に生かす考え。
 ワサビの成分分析は、産学官連携で環境や景観を生かした町づくりを進めるエコガーデンシティ構想の取り組みの一環。特産の水かけ菜でも同様の分析を進める。

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