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高校で「働き方」出前授業10年 静岡県社労士会

(2018/1/10 17:26)
就職を控える生徒に働き方のルールを解説する勝又紗子さん(左)=2017年12月、富士市の富士見高
就職を控える生徒に働き方のルールを解説する勝又紗子さん(左)=2017年12月、富士市の富士見高

 「働き方」への社会的関心が高まる中、労務や年金実務の専門家、社会保険労務士(社労士)の団体「静岡県社会保険労務士会」が高校生を対象に出前授業を続けている。2007年度の開始から、10年間で延べ約200校を訪問。就職や進学を控える生徒に基本的な労働のルールや社会保険の仕組みを伝えてきた。同時に、継続的に働くことの大切さや意義も地道に訴えている。
 17年12月、社労士の勝又紗子さん(32)=富士市=が同市の富士見高を訪れ、就職を控えた3年生30人に授業を行った。「1日8時間、1週間40時間が法定労働時間」「条件を満たせばアルバイトも有給休暇が取れる」。基本的な労働のルールや労働者の権利について紹介した。
 給与明細の例を見せながら、健康保険料や年金保険料が給与から天引きされることも解説。老齢年金だけでなく、障害年金を受給するにも年金保険料を一定期間収めることが必要と説明し、「きちんと働き、義務を果たすことで権利が得られる」と語り掛けた。就職が内定している生徒(18)は「休暇の決まりなど、学校の授業では教えてくれないことを学べた」と話した。
 出前授業は各都道府県の社労士会が行っている。全国社会保険労務士会連合会(東京)によると、本県の社労士会は精力的に取り組んでいる会の一つ。定期的に研修を行い、授業の質の向上にも努めている。
 研修で講師を務め、自身も出前授業に取り組む県社労士会前副会長の石井俊郎さん(68)=伊東市=は「学校生活と社会人生活とのギャップを埋めたい」と語り、労働法制だけでなく新入社員に企業が求めるマナーも伝えている。

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