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支援農家の茶、商品化 静岡大の女子学生が学内生協で販売

(2018/1/5 08:00)
自身が開発した商品「ひらやま新茶・瀬名姫」をPRする小林タバサさん=静岡市葵区のJR静岡駅地下
自身が開発した商品「ひらやま新茶・瀬名姫」をPRする小林タバサさん=静岡市葵区のJR静岡駅地下

 静岡大人文社会科学部2年の小林タバサさん(24)がこのほど、静岡市葵区平山地区で育った茶葉を使用した商品「ひらやま新茶・瀬名姫」を開発した。近く、同大学生活協同組合で販売する。「自身が運営する子ども食堂を支援してくれた茶農家に恩返ししたい」との思いが開発のきっかけだった。
 小林さんは2015年春からボランティアと、同区瀬名地区で第2、4土曜の昼に低価格で食事を提供する子ども食堂「しずおかキッズカフェ」を開いている。自費や寄付による運営に苦心する中、食材の提供や皿洗いなど、積極的に運営に協力したのが同区平山地区の茶農家だった。
 支援をきっかけに、平山地区の茶のおいしさに触れると同時に、後継者不足やPRの難しさなど茶農家が抱える課題を知った。「若者とのコラボレーションでアイデアを示し、支援のお礼ができないか」と考え、新製品の開発に至ったという。
 商品名の由来は、瀬名地区出身の徳川家康の正室。ティーバッグ10個入りで、価格は500円。パッケージの絵は同市の画家ごとう和さんが手掛け、大河ドラマ「おんな城主直虎」の歴史考証に携わった小和田哲男同大名誉教授のコメントも記されている。
 瀬名姫は17年夏、豪華客船で清水港に立ち寄る外国人観光客向けに試験的に販売。若者のお茶離れを調査する授業の一環で、JR静岡駅地下で試飲会とアンケートも実施するなど試行錯誤を続けてきた。
 売り上げの一部は子ども食堂の運営に充てる。小林さんは「茶農家をはじめ、地域の方のおかげで子ども食堂を続けられている。商品開発以外にも、耕作放棄地を活用するイベントの開催を通じ、地域活性化に貢献したい」と話した。

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