静岡新聞NEWS

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • mixiチェック

円明寺の孝行犬、逸話を絵本に 物語舞台の三島・住職ら自費制作

(2018/1/3 07:41)
亡き住職の遺志を受けて制作した絵本=12月25日、三島市役所
亡き住職の遺志を受けて制作した絵本=12月25日、三島市役所

 三島市に江戸時代後期から伝わる、病身の母犬を看病する孝行犬の逸話が絵本になった。物語の舞台となった円明寺(同市芝本町)の先代住職が残した「多くの世代に知ってほしい」との思いを受け、現住職や家族らが自費で千部を制作した。
 先代住職は川村光章さん。逸話は同寺が約20年前に漫画本で発行したが、川村さんは「年少世代から親しめるように」と絵本化も望んでいた。
 川村さんは2017年5月に86歳で亡くなり、後を継いだ歓亮住職が遺志をかなえようと同級生でトールペイント作家の正村さちこさんに作画を依頼。親交のある関聡子さん、鈴木克彦さんがデザインや全体指導を担当し、完成にこぎ着けた。
 物語は円明寺本堂の床下に暮らしていた母子の犬5匹が登場する。子犬たちが町人からもらった食べ物を持ち寄って病に伏す母親に食べさせ、寄り添った。母犬は亡くなるが、子犬たちや三島の人たちの優しさを伝えるというストーリー。
 孝行犬は1860年ごろに実在し、感銘を受けた当時の住職が建立した石碑が現存する。歓亮住職は「先代にいい報告ができる」と喜んだ。保育園や幼稚園、小学校などに寄贈するという。

静岡暮らし・話題の記事一覧

ニュースアクセスランキング

  • 読み込み中です・・・
静岡新聞データベース

SBSテレビチャンネル

YouTube
こどもみらいプロジェクト「おやこアットエス」
静岡新聞SBSスクープ投稿
静岡新聞モバイルサイト