静岡新聞NEWS

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • mixiチェック

伊豆・修禅寺に「疎開学園の碑」 慶応義塾幼稚舎、平和願い込め

(2017/9/8 07:58)
修禅寺境内に建立された「疎開学園の碑」=7日午後、伊豆市修善寺
修禅寺境内に建立された「疎開学園の碑」=7日午後、伊豆市修善寺

 太平洋戦争末期の1944年から45年に伊豆市修善寺に集団疎開した慶応義塾幼稚舎(東京都)が、同市の修禅寺境内に「疎開学園の碑」を建立した。7日に除幕式が開かれ、修善寺の人たちへの感謝と平和な世界への願いを込めた碑が披露された。
 同幼稚舎の集団疎開は44年8月25日から始まり、3~6年生の児童345人と教職員36人が温泉街にある3カ所の旅館に分宿した。約2キロ離れた下狩野村国民学校(現・修善寺東小)に通い、修禅寺では朝礼を行った。45年3月に6年生が帰京し、同4月に1、2年生十数人を追加。同6月、米軍の相模湾上陸の懸念から、再疎開先の青森県に移った。
 同幼稚舎は2015年、当時の児童や教職員が修善寺での思い出をつづった本「疎開学園の記録(上)」を発刊。3カ所の受け入れ旅館で唯一残る「あさば」(当時は涵翠閣)の浅羽一秀主人が、修善寺で碑の建立を望む声があることを本で知り、修禅寺への設置の橋渡し役を務めた。
 式には大島誠一舎長や長谷山彰塾長、清家篤前塾長に加え、修善寺での疎開を経験した卒業生ら約80人が出席。境内東側の宝物殿脇に設置された高さ約130センチの石碑の除幕を行った。卒業生を代表し、林恭弘さん(84)=東京都港区=が「修善寺に疎開させてもらった私たちにとって感激するもの。感慨無量です」と述べた。

静岡暮らし・話題の記事一覧

ロード中 関連記事を取得中...

ニュースアクセスランキング

  • 読み込み中です・・・
静岡新聞データベース

SBSテレビチャンネル

YouTube
こどもみらいプロジェクト「おやこアットエス」
静岡新聞SBSスクープ投稿
静岡新聞モバイルサイト