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マスカット生産拡大へ 浜松・都田、ピオーネに次ぐ名物に

(2017/8/9 17:30)
マスカットを手入れする波多野善弘さん=7月下旬、浜松市北区都田町
マスカットを手入れする波多野善弘さん=7月下旬、浜松市北区都田町

 静岡県内随一のピオーネの産地として知られる浜松市北区都田地区のブドウ農家でつくる「JAとぴあ浜松ぶどう研究会」がマスカットの生産拡大に取り組んでいる。高単価に目を付けた一部の農家が約10年前に栽培を始め、2016年に初めて出荷。出荷量はまだ少数だが、ピオーネに次ぐ都田の名物にしようと、栽培方法を研究している。
 生産するのは黄緑色の粒のシャインマスカット。香りと高い糖度が特徴で、種がなく皮ごと食べられる。同JAによると、ピオーネの倍近い価格で取引されるという。現在生産者8人が80本程度を育てている。
 都田地区では約40年前にピオーネの生産が始まった。当時は全国的にも珍しかったが、徐々に各地に生産が普及。また、高齢化と後継者不足で最盛期100人近くいた研究会は半分以下に減り、ブドウ産地としての将来性に課題があった。
 こうした状況の中、同研究会の波多野善弘会長(60)が約10年前、地区内でマスカット栽培を開始。全国有数の産地の岡山県で栽培方法を学び、苗木が地元の土壌に合うよう工夫を重ね、16年に100キロを初出荷。ことしは300キロ程度を予定している。20トンを超えるピオーネの出荷量にはまだまだ及ばないが、波多野会長は「いずれはマスカットを都田のブドウ栽培全体の3割を占めるようにしたい」と展望を話す。
 マスカットの生産を促進しようと、同JAは講習会を開き、栽培に適した剪定(せんてい)方法を農家に伝えている。同JA湖北営農センターの角田雄紀さん(32)は「農家の所得を向上させ、産地振興につなげたい」と話した。

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