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「坂本龍馬を斬った男」全国へ発信 地元の島田・初倉にNPO

(2017/6/12 17:15)
石碑の前で、今後の活動について話し合うメンバー=9日、島田市阪本の今井信郎屋敷跡
石碑の前で、今後の活動について話し合うメンバー=9日、島田市阪本の今井信郎屋敷跡
今井信郎
今井信郎

 「近江屋事件」で坂本龍馬を斬ったとされる元幕臣で、初倉村(現島田市初倉)の村長を務めた今井信郎(1841~1918年)の生きざまを後世に伝えようと、地元住民が「NPO法人初倉まほろばの会」を設立した。近江屋事件から150年の節目で、来年に今井の没後100年を迎えるのに合わせ、地域の歴史を全国発信していく。
 「世界一長い木造歩道橋」として知られる同市の蓬莱橋の南側、今井の屋敷跡(同市阪本)が活動拠点となる。現地には、今井の初倉村での業績を顕彰しようと地元住民が2003年に建立した高さ2・6メートルの石碑と、義娘にあたる歌人邦子が初倉で詠んだ歌碑がある。
 メンバー約30人は今後、蓬莱橋と屋敷跡地をつなぐ散策路を整備したり、看板やベンチのほか、情報誌を作ったりしていく予定。将来的にはボランティアガイドなどにも取り組むという。
 同会によると、今井は1878年に初倉に移住し、亡くなるまでの40年間、地域の発展に尽力した。榛原郡農事会長や村議会議員、村長などを歴任。榛原高の前身にあたる「堰南(えんなん)学校」の設立にも携わったとされる。
 同会の大塚靖郎副理事長(73)は「なぜ暗殺者を顕彰するのかという声もあるかもしれないが、今井が後半生に残した大きな功績を次世代につないでいきたい」と話す。邦子の歌碑を増設することも検討している。

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