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学校給食に無洗米 利便性と味わい研究 伊東市内

(2017/2/28 17:00)
児童に給食の感想を尋ねる品川明教授(右から3人目)と土屋安弘さん(同5人目)=20日、伊東市立宇佐美小
児童に給食の感想を尋ねる品川明教授(右から3人目)と土屋安弘さん(同5人目)=20日、伊東市立宇佐美小

 伊東市内の公立小中学校の給食米に、本年度2学期から土屋米穀店(熱海市)が精白した無洗米が使用されている。給食に無洗米が導入されたケースは全国でも珍しく、米食文化を調べる学習院女子大(東京都)の研究室が注目。同店取締役の土屋安弘さん(32)は「手間が掛からない無洗米の利点を産学連携で研究することで、米の需要拡大につながれば」と期待する。
 導入したのは表面の一部の層を取り除かない「サイカ式」という手法で仕上げた無洗米。甘みや艶が増し、炊飯後の品質も長持ちする。土屋さんが知り合いの栄養士に紹介し、伊東市立宇佐美小で6月に試験提供した。児童からの評判も良く、市教委は全市での導入に踏み切った。米をとぐ時間も短縮され、調理師の負担も減った。
 取り組みを聞きつけ同大国際文化交流学部の品川明教授(61)が調査に乗り出した。米のおいしさに関して食べる段階での実用的な判定基準をつくることを研究テーマに掲げている品川教授。今月20日、ゼミ生と宇佐美小を視察した。
 品川教授は児童や栄養士に、無洗米の味や炊飯前に水に浸す時間などについて質問し、「給食メニューの中で、ご飯の人気が際立って高く驚いた。無洗米は調理が楽なことを考えると、とても興味深い声だ」と話した。
 土屋さんは「産地やブランドだけでなく、精米方法や炊き方によって味わいは変化する」と強調。今後も精米を資料として提供したり、流通現場の動向を伝えたりして研究に協力する。「無洗米のおいしさを学術的に裏付けることができれば、消費者の関心を引き付けられる」と語った。

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