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宇宙エレベーター実現へ一歩 静岡大初の人工衛星完成

(2016/6/9 07:56)
人工衛星「STARS―C」を紹介する山極芳樹教授(右)と能見公博教授=8日午後、静岡大浜松キャンパス
人工衛星「STARS―C」を紹介する山極芳樹教授(右)と能見公博教授=8日午後、静岡大浜松キャンパス

 静岡大工学部で開発が進められていた人工衛星「STARS―C」が完成し、開発に携わった山極芳樹教授と能見公博教授が8日、同大浜松キャンパス(浜松市中区)で披露した。同大初の人工衛星で、今夏以降、地球と宇宙をつなぐ「宇宙エレベーター」構想の実現に必要なケーブルの伸展実験を行う。
 人工衛星は一辺10センチの立方体が2機。立方体同士は「テザー」と呼ばれる長さ100メートル、太さ0・4ミリの合成繊維製ケーブルでつながっている。今夏以降、国際宇宙ステーション(ISS)の日本実験棟「きぼう」から地上400キロの宇宙空間に放出して実験を始める。人工衛星の放出後、バネを使って2機が分離し、内部のケーブルが伸びる。衛星に取り付けた衛星利用測位システム(GPS)やカメラでケーブルの伸展データを取得する。
 ケーブルの強度や正確な伸展が宇宙エレベーターの実現には欠かせない要素。これまでに香川大が同様の実験を実施したが、ケーブルの正確なデータを得るには至っていないという。
 人工衛星にはアマチュア無線も搭載され、データは誰でも受信できる。能見教授は「宇宙への興味を広げたい。ものづくりの街・浜松の活性化にも役立つはず」と言葉に力を込めた。山極教授は「かつての空想上の産物も、実現が見えてきた」と期待感を示した。

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