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目指せ東京パラリンピック 浜松に練習新拠点

(2016/4/14 17:24)
練習に取り組むぺんぎん村水泳教室の生徒たち=3月下旬、浜松市中区の市北部水泳場
練習に取り組むぺんぎん村水泳教室の生徒たち=3月下旬、浜松市中区の市北部水泳場
6月にオープン予定のLENの完成予想図
6月にオープン予定のLENの完成予想図

 浜松市で障害者水泳教室を営む伊藤裕子さん(53)が6月、利用者に適した環境で練習できるスポーツ施設を同市西区にオープンする。水温や水流を自由に変えられる小型プールが目玉。障害者の練習場所は制限されがちなのが実情で、2020年東京パラリンピックに向けた選手育成にもつながる新たなトレーニングの場として期待が集まる。

 ■障害者水泳教室経営者 20年来の夢
 伊藤さんが20年来の思いを実現した新施設「メディカルフィットネスジム LEN(レン)」は、鍛錬の「錬」や人のつながりの「連」などの思いを込めた。段差のない広々とした空間に、車いすに乗ったままフィットネスができる器具や個室のトレーニングルームも設ける。伊藤さんは「障害者や健常者、高齢者の枠を取り払い『誰でも自由に』を実現できる施設にしたい」と話す。
 伊藤さんは勤務していた民間水泳クラブが「障害者だから」という理由で脳性まひの少年の入会を断ったことをきっかけに、1992年に独立。障害者向けの「ぺんぎん村水泳教室」を開き、市民プールで個人指導を始めた。体温調節や排せつがうまくできない子、車いす利用者ら会員は増えたが、障害への理解が乏しく、公営施設ではほかの利用者や職員から苦情が出ることも多かったという。
 伊藤さんは「障害があるというだけで、自由に水泳ができる機会を奪われるのはおかしい」と、障害の有無に関係なくスポーツを楽しめる施設を作ろうと考えるようになった。
 教え子の西尾祥吾さん(22)は「ここまでいろいろ整った施設は聞いたことがない」と話す。先天性の関節拘縮症で両膝が曲がらない西尾さんは昨年まで東海大で水泳部に所属していた。4月から浜松市の住宅メーカーに勤めながら現役を続ける予定だ。「ぜひ利用したい。今はまだまだだが、東京パラリンピックも目指せれば」と見据える。

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