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新緊急時対策所で初訓練 浜岡原発で重大事故想定 中部電力

(2017/12/7 14:34)
コンクリート壁に囲まれた新緊急時対策所で緊急事態を想定した訓練に臨む参加者=7日午前10時40分ごろ、御前崎市佐倉の浜岡原発
コンクリート壁に囲まれた新緊急時対策所で緊急事態を想定した訓練に臨む参加者=7日午前10時40分ごろ、御前崎市佐倉の浜岡原発

 中部電力による浜岡原発(御前崎市佐倉)の重大事故を想定した全社防災訓練が7日、浜岡原発などで始まった。今年3月に建物が完成した新緊急時対策所を総合訓練として初めて使い、緊急事態への対応力向上を図った。8日まで。
 南海トラフ巨大地震が発生し、運転中の4号機の冷却機能が失われる過酷な状況を想定。大半の訓練者に想定内容を明かさず進めた。
 従来の建物より耐震性や放射線の遮蔽(しゃへい)性を強化した同対策所に緊急事態対策本部を設置。分厚いコンクリート壁に囲まれた室内で、参集した要員が原子炉の状態や放射線の外部への影響などの情報を慌ただしく収集した。同情報を基に、本部長の吉田博浜岡原子力発電所長らが、名古屋市の本店に置かれた勝野哲社長を本部長とする緊急事態対策本部とテレビ会議で対応策を検討した。
 中央制御室を模した別棟にある「シミュレータ室」では、運転員が冷却機能を回復するための対策を講じた。
 同対策所は鉄筋コンクリート造りの一部3階建てで耐震性。東隣に免震性の対策所があるが、原発の新規制基準に対応させるため新設した。実際の運用は原子力規制委員会の適合性審査を受けた後になる。
 全社防災訓練では可搬型の注水設備やモニタリングポストなどさまざまな設備を使った訓練を行う。参加者は1万人超を見込む。

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