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建屋なし、決定なら国内初 浜岡原発の乾式貯蔵

(2017/8/17 07:46)
浜岡原発の乾式貯蔵施設建設計画を巡る主な動き
浜岡原発の乾式貯蔵施設建設計画を巡る主な動き

 中部電力が、建屋を造らず使用済み核燃料を専用の容器(金属キャスク)のみで保管することを検討していることが、16日までに判明した浜岡原発(御前崎市佐倉)。建屋がない乾式の貯蔵施設は海外に事例があるが、国内にはない。中電が建屋なしの方針を決めれば、国内唯一になる。
 原子力規制委員会によると、国内で乾式貯蔵施設は日本原子力発電東海第2原発(茨城県)と事故を起こした東京電力福島第1原発(福島県)の2カ所に設置され、キャスクはいずれも建屋内にある。乾式貯蔵施設を計画し、原子力規制委の適合性審査まで進んでいるのは中電のみ。中電の方針が、全国の電力事業者に影響を与える可能性もある。
 使用済み核燃料を冷やし貯蔵している燃料プールは、全国の原発で平均約7割が埋まっていて、浜岡原発は86・9%に達する。こうした事情もあり、規制委は乾式貯蔵施設の設置を推進している。建屋の設置を前提としないとの考えをまとめた背景にもなっている。
 浜岡原発で建屋を造らなければ、同施設の貯蔵容量が増え、燃料プールにも余裕が出てくるとみられる。だが、より多くの使用済み核燃料が地元にため置かれるという懸念も想定される。

 ■3号機中電評価 規制委から認可
 中部電力は16日、浜岡原発3号機の高経年化技術評価で、現在の保全活動を行うことで設備の健全性は維持できると結論付けた評価結果が、原子力規制委員会から認可を受けたと発表した。認められた評価結果に基づき機器のメンテナンスを行っていく。
 今回の技術評価は冷温停止していることが前提。運転中を前提にした技術評価は、原子力規制委の適合性審査への「合格」が見込める時期に実施する。
 高経年化技術評価は運転開始後30年を経過する原発に義務付けられている。3号機は1987年8月28日に営業運転を開始し、今月8月28日に30年を迎える。

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