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浜岡原発、一時不適切状態で作業 非常時使用の「ガス処理系」

(2017/4/27 08:10)

 中部電力は26日、浜岡原発4号機(御前崎市佐倉)で、建屋内に放射性物質が漏れた緊急時に用いる「非常用ガス処理系」が一時不適切な状態だったと発表した。接続する別の系統の試験のため、処理系は使用できない状態だったが、社内の連絡不足で使用できる状態と誤認され、使用できる状態でなければ行ってはならない作業をしていた。外部への放射能漏れはないという。
 中電によると、非常用ガス処理系は事故などで建屋内に放射性物質が漏れた際、フィルターで吸収し換気する系統。使用済み核燃料などすでに核分裂を起こした燃料を取り扱う際は、処理系が機能する状態にしておくことが原子炉施設保安規定で定められている。
 処理系と接続する別の系統の耐圧試験のため2016年9月、接続部分の弁を取り外した。処理系側の接続箇所にはビニールの養生シートを張り、保護した。処理系は使えない状態だったが同10月12日に国際原子力機関(IAEA)の査察でプルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料の確認作業を行った。本来は確認作業の前に取り外した弁を設置する必要があった。
 非常用ガス処理系のファンの作動試験で今年1月、処理系の空気圧の異常を確認。今月20日に弁が取り外されたままだったことが判明した。中電は同日、原子力規制委員会にも報告した。規制委が今後、原子炉施設保安規定違反に当たるか判断する。

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