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原発近く「新断層」か 浜岡訴訟、弁護団が地層の現地調査

(2017/4/25 08:54)
中部電力浜岡原発近くの斜面の地質を調査する原告側弁護団のメンバーら=24日午後、御前崎市佐倉
中部電力浜岡原発近くの斜面の地質を調査する原告側弁護団のメンバーら=24日午後、御前崎市佐倉

 中部電力浜岡原発(御前崎市佐倉)の運転停止などを求め東京高裁と静岡地裁で民事訴訟を起こしている住民の弁護団は24日、同原発周辺で地層調査を実施した。環境調査会社「サイエンス」技師長で地質学者の塩坂邦雄さん(72)=静岡市葵区=の案内で、原発敷地にほど近い場所で南北方向に走る断層とみられる地層を確認した。塩坂さんは「未知の断層ではないか」と指摘し、弁護団は今後、裁判で関連の主張をする方針。
 同社はこれまで、原発敷地内や周辺を東西に横切る9本の「H断層」について、「活断層ではない」と説明。3月下旬に行われた原子力規制委員会の現地調査でも同様の説明をした。一方、塩坂さんによると、H断層に直角に交わり、敷地内まで延びる可能性のある断層の存在については言及していない。
 原告側弁護団のメンバーらは塩坂さんの案内で、同原発正面ゲートから北に約150メートルにある市道脇の駐車場斜面で地層が露出している場所を訪れた。塩坂さんから3千万~6千万年前の地層を切るようにできた断層について説明を受けた。
 地表近くの砂れきなどは駐車場工事のため取り除かれているため、活断層か否かの確認はできなかったが、塩坂さんはこの南北の断層が原発敷地内にまで延びている可能性などを挙げ、「中電はH断層だけではなく、南北の断層にも注意を払うべき」と訴えた。
 弁護団の一人は「国や県に対し、中電に調査を促すよう申し入れたい」と述べた。

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