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断層の影響見極め 浜岡原発、規制委調査

(2017/3/28 08:24)
浜岡原発周辺の地質構造を調査する原子力規制委員会の委員(手前)ら=27日午後、御前崎市佐倉
浜岡原発周辺の地質構造を調査する原子力規制委員会の委員(手前)ら=27日午後、御前崎市佐倉

 中部電力浜岡原発3、4号機(御前崎市佐倉)の新規制基準適合性審査を行っている原子力規制委員会は27日、敷地内外に分布する断層が浜岡原発に及ぼす影響を確認するための現地調査を開始した。中電の評価が妥当と認められれば、3年以上続く審査が大きく前進するが、場合によっては対策の大幅な見直しや廃炉を迫られる可能性もある。現地調査は28日まで。
 中電は、断層が震源となる地震について、敷地内外に「H断層系」と呼ばれる断層が9本東西に走るが、構造から活動性はないと評価している。敷地周辺には複数の活断層があるものの、断層の形状などから原子炉など重要施設に影響は与えないと判断している。規制委はこれらの妥当性を調べる。
 3、4号機の審査では、すでに南海トラフを想定したプレート境界地震の地震動に関する評価は得られている。断層についても“お墨付き”が得られれば、浜岡原発で想定すべき最大の揺れ「基準地震動」や最大の津波「基準津波」が定まり、審査の「合格」も徐々に見えてくる。
 一方、重要施設の直下に活断層があると判断されれば、廃炉が不可避になる。
 初日は石渡明委員らが、敷地周辺で、H断層系の一部や中電が活断層と評価している断層が地表に現れている「露頭」を手で触ったり、計器で地質を調べたりした。
 最終日は、浜岡原発の敷地内でH断層系を確認する。石渡委員は「中電から今まで(審査会合で)説明してもらったことは一応確認できた。ただ、説得力あるデータが足りないものもあり、追加を求めたい」と注文も付けた。

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