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浜岡原発訓練視察1市のみ 16年安全協定締結の7市町

(2017/3/4 08:10)
中電と新たに安全協定を結んだ7市町の浜岡原発での緊急事態対策訓練への視察参加状況
中電と新たに安全協定を結んだ7市町の浜岡原発での緊急事態対策訓練への視察参加状況

 中部電力浜岡原発(御前崎市佐倉)で炉心溶融が起こる重大事故を想定し、中電が1日に行った総合訓練「緊急事態対策訓練」で、浜岡原発から31キロ圏の緊急防護措置区域(UPZ)に入り、中電と2016年7月に安全協定を結んだ磐田市や島田市など7市町のうち、中電の案内を受けて視察したのは袋井市だけだったことが、3日までに分かった。昨年10月には総合訓練「全社防災訓練」も行われたが、視察したのは袋井市と吉田町にとどまった。
 7市町は訓練の当事者ではなく、視察は任意だが、住民の安全・安心につなげようと浜岡原発の安全対策や法令順守などが適切に行われているかを把握するため、安全協定を締結した経緯がある。
 1日の訓練に不参加だったのは磐田、島田、藤枝、焼津市と森、吉田町。このうち島田、藤枝、焼津の3市は、中電独自の訓練で、市と連携する内容ではなかったことを理由とした。磐田市と森町は、議会3月定例会の会期中や準備で職員が多忙だったと説明した。
 各市町とも「浜岡原発内での出来事を知る重要性は認識している」(島田市)ものの、実際の対応が追いついていない実態が浮かぶ。
 一方、袋井市は市議会の一般質問日と重なったが、「安全協定を結び、浜岡原発に関心を持つことが大切だと考えた」(防災課)。議会対応に直接関わらない同課の土屋和成さん(43)を派遣した。
 今回の訓練は、事故のシナリオが訓練者に伏せられ、刻々と悪化する事態にどう対処するかが、大きな特徴だった。緊急時対策所や中央制御室を模したシミュレーター室などを見学した土屋さんは「緊張感が伝わってきた」と振り返った。
 訓練とは別に、ほぼ完成した真新しい緊急時対策所も見学。「訓練で使用した緊急時対策所との違いも知ることができた」
 中電は、今回と昨年10月の訓練について県や地元4(御前崎、牧之原、掛川、菊川)市にも視察の案内を出した。このうち、菊川市は今回の訓練は不参加だった。

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